【待望の次期型】新しいフォード・マスタング ハイブリッドV8 四輪駆動 2022年発売
公開 : 2020.04.22 17:40
待望の、次期型フォード・マスタングが2022年に発売されるそうです。V型8気筒エンジンと電動モーターを組み合せたハイブリッドとなる可能性が高く、愛され続けるマスタングらしいスタイリングが期待されています。
次期型マスタング、2022年に登場
フォード・マスタングの、次世代モデルが2022年に登場することが明らかになった。
同社のマッスルカーのアイコンモデルには、初めてハイブリッドパワートレインが搭載されると、AUTOCARは予想している。
フォードは積極的に電動化を進めており、2022年までに18のマイルドハイブリッドモデルと、フルハイブリッドモデルの発売を計画している。
次期型マスタングは、そのうちの1モデルとなると言われている。
現行モデルの成功
新しいマスタングは、現行モデルをベースに構築されることが期待されている。
2015年に発表され、初めてグローバルで販売された現行のS550世代は、過去最高となる5万5000台をヨーロッパ全土で販売している。
史上初の右ハンドルのマスタングが販売されたのも、現行モデルだった。
コードネーム「S650」で呼ばれる、次世代のマスタングも、左ハンドルと右ハンドルの両方で提供されることが期待されている。
同社は2017年に、マスタング・ハイブリッドを2020年に市場に投入すると発表していたが、その後計画が変更されている。
同年に、CEOに就任したジム・ハケットが、マスタングにインスピレーションを得た、待望の同社初の量産EVモデル、マスタング・マッハEの市場投入を優先することを決定したためだ。
マッハEの発売が間近に迫った今、マスタングのクーペとコンバーチブルの今後に注目が集まっている。
V型8気筒エンジンのハイブリッド
フォードは、V8オプションを継続することによってファンの期待に応えつつ、燃費改善のためにハイブリッドシステムを導入するだろうと言われている。
2017年に同社が提出した米国特許には「ハイブリッドモデル用のツインモータードライブシステム」の技術図面が添付されている。
そこからは、典型的なマスタングの後輪駆動のV型8気筒エンジンと、「エンジンの反対側に直接取り付けられた」2つの電動モーターの、組み合わせが予定されていたことがわかる。
電動モーターが前軸を駆動し、パフォーマンス走行で後輪が牽引力を失うと、エンジンが後輪を駆動する、四輪駆動となると予想される。
このシステムは、トルク・ベクタリング・システムの提供も可能となっている。
エコモードでは、電力の需要が低く、バッテリーの充電量が多い状況で、エンジンを停止し、効率を向上させることができる。
同様のパワートレインのコンセプトは、最近アメリカで発売されたエクスプローラー・ハイブリッドでも採用されている。
エクスプローラーSUVおよびその兄弟モデルであるリンカーン・アビエーターと同じ、CD6プラットフォームが、次のマスタングに採用される可能性が高いことからも、ハイブリッドの可能性が高くなっている。
画像 フォード・マスタング、マツダMX-5、トヨタ・スープラ、ポルシェ・ボクスター、BMW M2【ライバル比較】 全43枚