【3座ハイパーカー】ケーニグセグ・ロー(RAW) 車重700kgで700psのコンセプト 内装/スペックは?
公開 : 2020.04.23 20:36 更新 : 2020.04.23 20:36
ケーニグセグが、3人乗りの新型ハイパーカー・コンセプトを発表。「ケーニグセグ・ロー」は車重700kgで、最高出力700psを発揮します。マクラーレンF1方式の3シーターを採用。画像が届きました。
Freevalve社の3気筒
スウェーデンのスーパーカーメーカー、ケーニグセグが、新型コンセプト「RAW(ロー)」を発表した。
同社のエントリー・モデルの未来像を示すものと考えられる。
モデル名は、ケーニグセグが所有するデザイン・ハウスにちなんで名付けられたもの。3人乗りのカーボンファイバー・セルを採用し、革新的な3気筒エンジン(Freevalve社のユニット)を搭載する。
この結果、車重はわずか700kgでありながら最高出力700psを発揮する。つまり、パワーウエイトレシオは1kg/ps。
これは、2015年から生産されたケーニグセグ・アゲーラONE(1360ps)に続く偉業だ。
レトロと近未来の融合
エンジンを担当したフリーバルブ社の名前は、2月にデビューした4座ハイブリッド・モデル「ジェメーラ」(1724ps)にも積まれていたから記憶している人もいるだろう。
ジェメーラでは、ツインターボを装備することによって最高出力608psを達成した。
「フリー/バルブ」という言葉からも分かるように、バルブの開閉にカムシャフトを使用しないかわりに、電気制御のアクチュエーターがその役割を果たす。
外観はこれまでのケーニグセグとは一線を画す鋭角なプロフィールが特徴。レトロ・フューチャーな味わいのフロント・フェイスで、バー状のライトが組み込まれている。
そこに、同社の伝統である回り込むようなフロント・ガラスと、バブル・ルーフをうまく盛り込んだ。
ドライバーは中央に
ケーニグセグ・ローの内装は、マクラーレン・スピードテールと同じ3シーター・レイアウトだ。
ドライバーはセントラル・ポジションのシートに座る。その左右のやや後方に乗員が乗り込む形式だ。
他にもケーニグセグ社内の言葉で言う「スルー・フロー構造」「ジェットファイター・アフターバーナー・インスパイアード・アーティキュレイテッド・リア・ディフューザー」といった空力技術も採り入れられている。
おそらく0-100km/h加速は3秒前後となるはずだ。