【26周年記念特集】写真で振り返る、アウディRSモデルの歴史 後編
公開 : 2020.04.28 20:05
人気のアウディRSモデルが26周年を迎えました。前編に引き続き、刺激的なハイパフォーマンスを誇るレーシング・スポーツ・モデルの歴史を、写真で振り返っていきます。
もくじ
ーRSモデルの歴史
ーC6系 RS6、TT RS
ーRS5クーペ
ーRS3パフォーマンス・ハッチバック
ーRS4アバント、C7 RS6、RS7
ーRS Q3
ーF5系 RS5、RS4アバント
ーRSモデルの今後
RSモデルの歴史
1994年に、アウディの子会社である、クワトロ社(現アウディ・スポーツ )が生み出した、パフォーマンス・サブブランド、RS(レーシング・スポーツ)の歴史を、前編に続き写真で振り返る。
C6系 RS6、TT RS
2008年、アウディは、580psを発揮するツインターボチャージャー付き5.0L V10エンジンを搭載した「C6」RS6を発売した。
燃費は良いとは言えなかったものの、2025kgの縁石重量にも関わらず、0-97km/h加速は4.6秒を実現する能力を持ち、そのパワーで、BMW M5とメルセデスE63 AMGのライバルたちをリードした。
一方で、洗練されたRSバッジに相応しいかどうか、疑問を呈する人もいたそうだ。
翌年、アウディは、ポルシェ・ケイマンを照準をあてた、TT RSをリリースしている。
大型のリアスポイラーを備えた標準のTTよりも、同化的なエクステリアと低い車高のTT RSは、より粗野な雰囲気を持ったこのモデルには、340psを出力する、2.5L 5ポットターボチャージャーエンジンが搭載された。
2012年に発売されたTT RSプラスは、出力が360psに引き上げられ、スピードリミッターが取り外され、最高速度は280km/hに到達した。
TT RSはとにかく速く、予想外に経済的だったが、その硬い乗り心地で有名だった。
RS5クーペ
B7 RS4の人気を再燃させようと、アウディは2010年にRS5クーペを発売している。
B7と同じ自然吸気4.2L V8を搭載しているが、微調整が加えられ、8500rpmのレッドラインで450psまでパワーアップしている。
7速ツインクラッチギアボックスでのみで提供された。
0-97km/h加速は4.6秒で、真の全天候型のパフォーマンスを発揮したが、少しエンゲージメントに欠けており、重く感じると言われている。
RS3パフォーマンス・ハッチバック
同じ年に生産が始まった、アウディRS3パフォーマンス・ハッチバックは、TT RSの2.5L 5ポットターボチャージャー付きエンジンが搭載され、7速デュアルクラッチ・ギアボックスが採用された。
エンジンの特性、日常の使いやすさ、実用性にもかかわらず、RS3のダイナミックな能力は、その気だるいステアリングと、精巧さに欠けるシャシーによって、本来の能力を十分に発揮できなかった。