【新型コロナの影響は?】ポルシェ 1~3月に、5.3万台を納車 カイエンが1位
公開 : 2020.04.27 06:50 更新 : 2022.06.22 14:32
独ポルシェの販売台数レポートです。1月~3月に、5.3万台のポルシェが世界中にデリバリーされました。新型コロナウイルスの感染拡大による影響が見られると、同社は分析しています。前年の数字と比べてみましょう。
911は8482台
独ポルシェが、2020年の第1四半期について販売活動の実績を発表した。1月~3月の3か月間に、世界で5万3125台がカスタマーに届けられたという。
前年同期の結果(5万5700台)と比較すると、5%ダウンという微減に。ポルシェは新型肺炎の感染拡大による影響と分析している。
モデル別で見ると、カイエンが1位となり1万8417台を納車。続く2位はマカンで、1万5547台。上位はSUVモデルが占めた。
スポーツ・モデルでは、現行型911が、こうした状況のなかでも高い人気を維持し、8482台を顧客に届けた。911としては、前年同期と比べて16%アップとなっている。
2019年に登場したポルシェ初のフルEVとなるタイカンは、この3か月間に1391台が納車されている。
続いて、地域別に見ていこう。
中国 引き続き最大のマーケット
2020年1月~3月の販売結果は、地域別で見ると、中国・北米が大きな役割を果たしていることが分かる。
中国では1万4098台が顧客へデリバリーされ、単一市場として納車台数が1番多いマーケットとなっている。
これに続くのが北米で1万1994台がカスタマーのもとへ。
ヨーロッパ全体で見ると1万6787台を、ドイツ市場単体では5214台を新たなオーナーに届けている。
また、アジア・パシフィック、アフリカ、中東では、合計2万2031台が納車されている。