【パフォーマンス版】新型プジョー308、大胆な外観に 300psのPHEV 四輪駆動 2022年発売へ 欧州
公開 : 2020.05.06 11:50 更新 : 2021.07.27 14:54
プジョーは、2022年に新型308ハッチバックを発売します。大胆なスタイリングを備え、新しいPSEパフォーマンス部門のラインナップに追加されるこのモデルは、300psを出力する、四輪駆動のPHEVとなるそうです。
次世代プジョー308
プジョーは、2022年に、まったく新しい次世代308を投入する。
新しいPSEパフォーマンス部門のもと、そのラインナップにハイブリッド・ホットハッチが追加される。
2014年に発売された現行308は、新しいデザインでプジョーのラインナップの変革をけん引してきた。
現在、より大胆なスタイルの3008が、5008、208、2008と共にそれに続いている。
2021年末に発表、2022年に発売が予想されている次期型308は、再びプジョーの新時代の基礎となるだろう。
プラットフォーム
新しいモデルには、現行308を含む、12を超えるグループPSAのモデルに使われている、EMP2プラットフォームの更新バージョンが採用される。
これまでのPSAの戦略では、EMP2のプラグインハイブリッドモデルと、小型のCMPの電動モデルが、既存のガソリンおよびディーゼルと並んで提供されてきた。
308のメインモデルは、プラグインハイブリッド・ドライブトレインが搭載できるよう設計されており、1.6Lのガソリンエンジンと、電気モーターを組み合せ、前輪を駆動する。
これは唯一のPHEVモデルではなく、現行3008 PHEVと同様、リアアクスルに電気モータを追加した四輪駆動も提供される。
フォルクスワーゲン・ゴルフRのような、スポーティなシャシーと、アップグレードされたスタイリングが採用され、300ps以上を出力する、ホットハッチとなる。
プジョー・スポール・エンジニアード(PSE)
308ホットハッチは、同社の新しいプジョー・スポール・エンジニアード(PSE)サブブランドのモデルとなる。
そのバッジは、今秋に発売される、508のレンジトップモデルのパフォーマンスバージョンに、最初に付けられる。
プジョーのCEO、ジャン・フィリップ・アンパラトは、AUTOCARに対し、508 PSEが好評を得た場合、「3008やほかのモデルに」適用できると語っている。
アンパラトは、このモデルが「スポーティカー・ラインナップの大きなチャンス」を生み出すととらえており、PSEプロジェクトが「電気自動車への変革」の重要な役割を果たすと述べている。
GTiバッジは、208以外のプジョーモデルでは使用されないが、英国限定で、プジョースポーツを電動パワートレインのみに切り替えるという計画の一部として、純粋な電動バージョンに使用される可能性がある。
次の308シリーズには、5ドアハッチバックとエステートバージョンが再び提供されるが、収益性の低いクーペは含まれていない。
「個人的には好きなクルマですが、ほかに3つの優先すべき計画があります」と、アンパラトは述べ、電動モデルに加えて、5Gコネクティビティと自動運転モデルの開発を挙げている。
メルセデス・ベンツGLAが成功したように、308のクロスオーバー・バージョンは、プジョーにとっても大きな可能性を秘めている。
同じくPSAブランドであるDSは、独自の新しいハッチバックとクロスオーバー・バージョンを計画しており、308と、より大型の3008 SUVの間に位置するモデルとして、年末に発売する予定となっている。
画像 プジョー308、ホンダ・シビック・タイプR、VWゴルフR、ルノー・メガーヌRS、メルセデスAMG A 35【ライバル比較】 全49枚