【1Lターボ、カタログ落ち】スイフト改良新型 外観/安全装備がアップデート スイフト・スポーツも仕様変更
公開 : 2020.05.15 12:23 更新 : 2020.05.15 12:55
「スズキ・スイフト」「スイフト・スポーツ」が改良新型に! 後退時ブレーキサポート、後方誤発進抑制機能、ACCなどを全車に標準装備。全グレードに選べる2トーンルーフも設定。1Lターボはカタログ落ちしました。
スイフト・シリーズ 仕様変更
スズキは、小型車のスイフト、さらにスイフト・スポーツを一部仕様変更し、安全装備を充実させて5月25日より発売する。
スイフトは、スズキのコンパクト・ハッチバックだ。初代は2000年にデビューし、現行型は2016年末に発表された4代目にあたる。今やスイフトは日本だけでなく、インドやタイでも生産されており、スズキの世界戦略車となっている。
基本的なスタイルは2代目から継承されて、スイフトというアイデンティティを確立している。日本仕様のボディは5ドア・ハッチバックのみで、エンジンは1.2Lの直4 DOHCが基本。これに電気モーターを組み合わせたハイブリッド(およびマイルドハイブリッド)と、1Lの直3 DOHCターボがラインナップされていた。
また、初代の改良時からホッテストモデルのスイフト・スポーツも歴代モデルに設定され、走りを楽しめるスポーツ・コンパクトとして人気高い。現行型では1.4L 直4DOHCのダウンサイジング・ターボが搭載され、また前後のフェンダーを拡幅したため、日本仕様のスイフトとしては初めて3ナンバーとなっている。
今回の一部仕様変更では、まずグレード構成の見直しが図られた。
ハイブリッドSZ登場
改良新型スイフトでは、1Lの直3ターボを搭載したRStがフェードアウトした。
このため、1.2Lを搭載したモデルは、「XG」と「RS」。1.2LにマイルドHVを搭載した「ハイブリッドMG」と「ハイブリッドRS」。1.2LにストロングHVを搭載した「ハイブリッドSZ」という顔ぶれに。
これにスイフト・スポーツが加わり、人気グレードを中心とした車種整理がなされた。
エクステリアでは、立体感を強めた新意匠のフロントメッキ・グリルやアルミホイールの採用などが変更点だ。
新たに設定されたハイブリッドSZでは、前後バンパーやルーフエンド・スポイラーなどを採用し、ノーマルのスイフトではスポーティなグレードとされている。
また、全グレードに対応した2トーンルーフ仕様も設定されている。
安全装備、大幅進化 価格は?
改良新型のスイフトは、安全装備の充実が図られたのも大きなポイントだ。
後退時ブレーキサポート(5速/6速MT車を除く)、後方誤発進抑制機能(5速/6速MT車を除く)、リア・パーキングセンサーのほか、アダプティブクルーズコントロール(全車速追従機能付き/5速AGS車、5速/6速MT車を除く)、車線逸脱抑制機能(スイフト・スポーツには従来より採用済み)、標識認識機能に加え、隣接車線の後方から接近する車両を検知するブラインドスポットモニター(車線変更サポート付き)や、駐車場などで自車の後方左右から接近する車両を検知するリア・クロストラフィックアラートを全車に標準装備した。
従来までも軽量衝撃吸収ボディ(TECT)をはじめ、運転席・助手席/カーテン/サイドSRSエアバッグ、デュアルセンサーブレーキサポート、誤発進抑制機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能、ハイビームアシストなど、かなりの安全装備を標準で備えていたスイフト・シリーズだが、さらに安全機能が充実した。
これにより、スイフトおよびスイフト・スポーツは、経済産業省や国土交通省などが普及を推進する「サポカーS ワイド」、国土交通省による「衝突被害軽減ブレーキ(AEBS)認定車」に該当することとなった。
その他には、フロント2ツイーター&リア2スピーカーを全車に標準装備し、計6スピーカーを搭載。マルチ・インフォメーションディスプレイに車速表示を追加。オートライトシステムを全車に標準装備して、機能を充実させている。
税込み価格は、下記のとおりとなっている。
XG:153万5600円(2WD/5MT)~169万7000円(4WD/CVT)
MG(MHVのみ):163万3500円(2WD/CVT)~179万800円(4WD/CVT)
RS:178万2000円(2WD/5MT)~203万7200円(MHV/4WD/CVT)
SZ(HVのみ):208万7800円(2WD/5AGS)
スイフト・スポーツ:201万7400円(2WD/6MT)~208万8900円(2WD/6AT)