【初のEテックモデル】ルノー クリオ・ハイブリッド/キャプチャーPHEV 英国仕様と価格が明らかに
公開 : 2020.06.01 11:55
ルノーのクリオ・ハイブリッドおよび、キャプチャーPHEVのオーダーが始まりました。共に、1.6Lエンジンと2基のモーターが搭載され、クリオは邦貨にして260万円から、キャプチャーは405万円から提供されます。
2つの電動バリエーション
ルノーは、クリオ・ハイブリッドおよび、キャプチャー・プラグインハイブリッドの英国向けの価格と仕様を公開した。
両モデルは、すでにオーダー受付が開始されており、同社の「Eテック」電動バリエーションの最初モデルとなる。
クリオ・ハイブリッド
昨年発売された、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンを搭載したクリオに「フルハイブリッド」システムが追加される。
ルノーが、約150の特許を保持する、実績のある革新的なパラレル・ハイブリッド・セットアップが採用される。
ローンチエディションのプレイトリムは、1万9595ポンド(260万円)から2万2095ポンド(293万円)となっている。
「F1にインスパイアされた」マルチモード・クラッチレス・オートマティック・ギアボックスをベースとしており、自然吸気の1.6Lガソリンエンジンと、2基の電気モーターを、同時にまたは独立して高電圧スタータージェネレーターと共に制御する。
比較的小さな1.2kWhのバッテリーパックが採用されており、同等のクリオディーゼルからの重量増加は10kgに抑えられている。
ユニットで140psを出力するクリオ・ハイブリッドは、0-97km/h加速は9.9秒、最高速度は182km/hを達成する。
電気モーターは、スタータージェネレーターから5.1kg-mのブーストを得て、最大21.8kg-mのトルクを発生させる。
それにより80-120km/h加速6.9秒を達成すると、ルノーは述べている。
すべてのバリエーションの公式CO2排出量は100g/km未満、ユニット燃費は64.2mpgとされている。
市街地では、最大80%の時間を電気モードで走行可能で、エンジンを作動させずに最高61km/hで走行することが可能となる。
キャプチャー・プラグインハイブリッド
キャプチャー・プラグインハイブリッドは、充電可能な9.8kWhバッテリーから、160psを出力する2基の電気モーターを備えた、1.6Lエンジンに電力を供給する。
ミニ・カントリーマン・クーパーSEハイブリッドの、ライバルとなるこのモデルの価格は、Sエディションで3万495ポンド(405万円)となる。
CO2排出量をわずか33g/kmに抑えることで、購入価格に対して10%の手当が適応され、最大80km/Lの燃費を実現する。
より大きなバッテリーは、純粋なEVモードで最高速度135km/h、航続距離48kmを実現する。
0-97km/h加速は10.60秒、最高速度は174km/hを達成する。
バッテリーを節約するモードや、より速いレスポンスのために両方の電源を利用するスポーツモードなど、複数のドライブモード機能が提供される。
キャプチャーPHEVには、家庭用とタイプ2の両方の充電ケーブルが、標準装備されている。
空からフルまで3時間で充電が可能な、BPチャージマスターの、7kWの家庭用ウォールボックス充電器が無料で付属されている。
ルノーアプリを介して、クルマのエアコンを事前調整する機能も標準装備されているが、トランク容量は、455Lから379Lに縮小されている。