【違いがハッキリ】メルセデス・ベンツ新型GLA ライバルとデータ比較 X2/XC40/イヴォーク/CX-30/XV/ヴェゼル

公開 : 2020.06.29 11:52  更新 : 2021.10.11 09:33

日本導入されたベンツの「新型GLA」。購入の際に気になる対抗SUVとデータ比較してみましょう。BMW X2、ボルボXC40、イヴォーク、マツダCX-30、スバルXV、ホンダ・ヴェゼルとスペック比較します。

GLAを、国内外の6モデルと比較

text:Kazuhide Ueno(上野和秀)

メルセデス・ベンツGLAがフル・モデルチェンジされ、コンパクトSUVが一躍注目されることになった。

そこで、新型GLAのライバルとなろう全長4.4m前後で四輪駆動が設定されているモデルを中心に、各項目で対比してみることにした。

6月25日にメルセデス・ベンツ日本法人は新型GLAの受注を開始。導入モデルは、ディーゼル・ユニットを積む「GLA 200 d 4マティック」。
6月25日にメルセデス・ベンツ日本法人は新型GLAの受注を開始。導入モデルは、ディーゼル・ユニットを積む「GLA 200 d 4マティック」。

ここでピックアップしたのは、インポートカー、日本車を合計6モデル。前者は、BMW X2ボルボXC40、さらに、全長こそ小さいがひとクラス上となるランドローバー・イヴォークはベースグレードがGLAと同じ価格帯にあるため含めてみた。

アウディQ3は新型が日本導入される前のため外してある。

日本車ではマツダCX-30、スバルXV、ちょっと小さいがホンダヴェゼルを選んだ。

メルセデス・ベンツGLAが新型に切り替わったのを機に、これからSUVを狙っている方や口プロレスを楽しむ方のために11項目の比較データを用意している。

ボディサイズ

まずは、ボディの3サイズを見ていこう。ヨーロッパ勢の全幅はすべて1800mmを超えるのに対し、日本車は国内での取り回しを考えて、1800mm以下に抑えているのが特徴。

イヴォークは全長が短いが幅広で背高なことが分かる。

メルセデス・ベンツGLA 200 d 4マティック。
メルセデス・ベンツGLA 200 d 4マティック。

数値は全長・全幅・全高の順で記載。

GLA:4415×1835×1620mm
X2:4375×1825×1535mm
XC40:4425×1875×1660mm
イヴォーク:4380×1905×1650mm
CX-30:4395×1795×1540mm
XV:4465×1800×1550mm
ヴェゼル:4330×1770×1605mm

最低地上高

ほとんどのSUVはタウンユースが主となるが、時にはアウトドアを楽しむためにオフロードに踏み入れることになる。

その時に気になるのが最低地上高だ。新型GLAは、従来型に比べて50mmほども高くなっている点に注目したい。

ランドローバー・レンジローバー・イヴォーク。
ランドローバー・レンジローバー・イヴォーク。

いずれのモデルも高めに設えてあるが、クロカン・ファミリーのイヴォークはしっかりと212mmを確保している。

GLA:202mm(AMGライン:179mm)
X2:182mm
XC40:210mm
イヴォーク:212mm
CX-30:175mm
XV:200mm
ヴェゼル:170mm

荷室容量

アウトドアで使用されることが多いSUVだが、今回選んだモデルは全般的にコンパクトなボディサイズにまとめられているため、ラゲッジ・スペースは小さ目になる。

数値は定員乗車時と、後席を畳んだ時の容量を併記した。

従来型より荷室容量が拡大したメルセデス・ベンツ新型GLA。
従来型より荷室容量が拡大したメルセデス・ベンツ新型GLA。

新型GLAは従来型に比べて全長を15mm短縮し、ホイールベースを30mm延長。後席は140mmスライド可能となっている。

なおメーカー未発表の値についてはブランクにしてある。

GLA:425/1420L
X2:470/1355L
XC40:460/-L
イヴォーク:472/1156L(DRY)
CX-30:430/-L
XV:340/-L(2.0L車)
ヴェゼル:393/-L

記事に関わった人々

  • 上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。

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