【EVと直4ターボで復活】ACコブラ、2つの特別仕様車を発表 58台限定

公開 : 2020.07.02 11:20

英国で最も長い歴史を持つ自動車ブランドACカーズは、コブラの特別仕様車2台を発表しました。古風なデザインはそのままに、EVパワートレインと2.3L 直4ターボを搭載して現代的な走りを実現しています。

クラシック・スポーツが現代に復活

text:Lawrence Allan(ローレンス・アラン)

英国の名門ブランドACカーズは、アイコニックなコブラ・ロードスターの限定モデルを発売した。

クラシックモデルを新時代に向けて電動化するという最近のトレンドに加わり、ACコブラ・シリーズ1は電動パワートレインを積んだEVとなっている。

ACコブラ・シリーズ1
ACコブラ・シリーズ1    ACカーズ

1962年のオリジナルと同じデザインを維持している点が特徴だ。

初代の登場から58年経ったことにちなんで、生産台数はわずか58台、価格は13万8000ポンド(1824万円)となっている。

312psの電気モーターをフロントに搭載し、54kWhのバッテリーから電力を供給する。

ACカーズによると、航続距離は約240kmで、0-97km/h加速のタイムは6.7秒、最高速度は193km/hに達するという。

電動パワートレインが積まれているにもかかわらず、複合材ボディのおかげもあって、車重は1250kg以下に抑えられている。

伝統的なラダーフレームのシャシーはそのままだ。

ステアリングとブレーキが改良され、「1962年のスタイルと魅力を損なうことなく、2020年の究極の乗り心地とハンドリングを提供する」ようにしているという。

インテリアは「伝統的」なスタイルを維持し、カラーバリエーションとして4色が用意されている。

英国での納車は年末から開始される。

また、EVモデルとは別に、ガソリン仕様の140チャーター・エディションも用意されている。

こちらもオリジナルとほぼ同じ外観だが、フォードマスタング由来の2.3L 4気筒ターボエンジンを搭載し、355psを発揮する。

チャーター・エディションは、当然のことながらEVモデルよりもはるかに安く、価格は8万5000ポンド(1124万円)となっている。

同じく58台のみの生産となるが、カラーバリエーションは豊富に用意されている。

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