【高級EVサルーン】アウディA9 eトロン 新しい電動フラッグシップモデル 2024年発売 欧州
公開 : 2020.07.12 08:20
アウディが、アイコン・コンセプトをベースとした、新しいA9 eトロンを2024年に発売します。各分野の専門家からなる社内グループ「アルテミス」によって開発され、最先端の技術を搭載した高級電動サルーンとなるそうです。
新しいA9 eトロン
アウディは、社内のワーキンググループ「アルテミス」によって開発された、新しいフラッグシップモデルで、高級EVモデルのトップを目指す。
「2024年に発売予定の、高効率の電気自動車」と言われている最先端のアウディ・モデルは、2017年のフランクフルト・モーターショーで展示された「アイコン」コンセプトをベースとしている。
新しいフラッグシップ電動モデルは、間もなく発売されるメルセデス・ベンツEQSおよび、ジャガーXJの直接のライバルとなる。
最新の電動ドライブトレイン、バッテリーセル、自動運転技術、Car-to-Xコミュニケーション機能の拡張版、オーグメンテッド・リアリティ、無線アップグレードなどの5G接続機能を備える。
社内のコードネームE6で呼ばれる新しいモデルは、開発の初期段階にあり、スポーツサルーンまたはリフトバックとなると言われている。
現行A7と同等のエクステリア・サイズを持ちながら、より大きなA8のインテリアスペースを提供すると言われており、A9 eトロンと名づけられるとの情報もある。
この新しいモデルは、アウディ、ベントレー、ランボルギーニ、ポルシェ、セアト、シュコダ、フォルクスワーゲンを含む、VWグループ・ブランドが計画する電化戦略の一環として発売される。
この戦略には、600億ユーロ(7兆2943億円)が投資され、2029年までに最大75のEVモデル、および60のプラグイン・ハイブリッドの投入が計画されている。
アウディは、研究開発費予算の370億ユーロ(4兆4977億円)のうち、120億ユーロ(1兆4583億円)を投入し、2024年末までに、最大20のEVモデルと、10のプラグインハイブリッド・モデルを発売することを明らかにしている。
アルテミス・ワーキンググループ
新会長のマルクス・ドゥスマンが設立した、アルテミス・ワーキンググループは、同社がテクニカルリーダーとしての地位を取り戻すことを目指している。
アルテミスは、アウディの開発部門およびエンジニアやソフトウェアの専門家など幅広いグループと協力し「電動化および高度な自動運転のための技術を、迅速に構築します」と述べている。
アルテミスは、ライバルの電動スタートアップブランド、および主要なモーターレーシングチームの俊敏性とスピードに対抗する。
ドゥスマンは、新しいワーキンググループは「自由度が高く、グローバルで活動できるだろう」と語っている。
アウディ社内のテクニカルと、VWグループの新しい「software.org」事業がアルテミスへ参加することが明らかとなっており、特にプラットフォーム開発において、ポルシェとのより緊密な連携を計画している。
両社はすでに、タイカンと eトロンGTのJ1プラットフォームで協力しており、2022年に第2世代マカンの電動バージョンで最初に採用される予定となっている、PPEストラクチャーを開発している。