【スープラのプラットフォーム?】BMW 2シリーズ・クーペ次期型、FRか 4シリーズ似のデザインへ
公開 : 2020.07.15 11:40 更新 : 2021.01.28 18:01
新型BMW 2シリーズ・クーペのプロトタイプが、メキシコで目撃されました。来年登場予定の、最もコンパクトな2ドアモデルです。ディーゼルエンジンの復活や、マイルドハイブリッドの導入が期待されています。
メキシコで目撃された新型クーペ
メキシコで目撃されたBMW 2シリーズ・クーペは、同社内では「G42」のコードネームで呼ばれており、2021年に発表される予定だ。
生産はBMWのサンルイスポトシ工場で行われる。
注目すべきは、この新型クーペは後輪駆動となるため、2シリーズ・グランクーペとその構造をほとんど共有していないことだ。
BMWの前輪駆動のFAARプラットフォームを採用せず、代わりに汎用性の高いCLARプラットフォームを改良したものが採用される。
このプラットフォームは、より大型のサルーンやSUVだけでなく、Z4やその兄弟車であるトヨタ・スープラにも採用されている。
そのため、G42 2シリーズは、4ドアの2シリーズに見られる横置きのエンジンレイアウトではなく、縦置きのレイアウトを採用することが可能になった。
目撃された車両には厳重なカモフラージュが施されているため、大まかなシルエット以外に特徴をつかむことが難しい。
長いボンネットとワイドなリアは、最新の4シリーズとの類似性がはっきりと見て取れるが、フロントは2シリーズ・グランクーペの顔つきが移植されたようにも見える。
ディーゼル復活、ハイブリッドは?
パワートレインの詳細はまだ確認されてないが、3気筒と4気筒のガソリンに加え、おそらくディーゼルが復活すると予想されている。
しかし、新型2シリーズ・クーペがFRである主な理由は、現行M2の高い人気を持ち越すことができるからだ。
4気筒のM135iやM235iグランクーペとは異なり、M2には6気筒のパワートレインも用意されるだろう。
具体的には、BMW X3 MとX4 Mに搭載されている3.0L S58ユニットをデチューンしたものが選ばれると思われる。
これは最新のM3とM4にも間もなく搭載される予定だ。
関係者によると、421psのメルセデスAMG A45 Sを追い抜くために、少なくとも425psを発揮するという。
しかし、CLARプラットフォームは48Vの電動パワートレインに対応しており、M2にもマイルドハイブリッド技術が採用される可能性が高い。
以前と同様に、M2や一部の2シリーズ・クーペには、マニュアル・トランスミッションが設定されるはずだ。
しかし、BMWは電動化にリソースを集中させようとしているため、2シリーズ・コンバーチブルの新世代モデルは登場しないだろう。