【TAFT 9位に】6月の「軽」販売ランキング、タフトは5079台 2020年の上期シェア、ダイハツ首位に
公開 : 2020.07.08 05:50
軽自動車の販売台数レポートです。注目の「ダイハツ・タフト」は、6月に5079台を販売し、ランキング9位に初登場。おかげで今年1~6月は、ダイハツがシェア首位に。ベスト3は、スーパーハイトワゴン勢です。
6月単月は17.3%減 日産のみプラス
2020年6月の軽自動車の国内新車販売台数は、前年同月比17.3%減の13万2514台と、9か月連続でのマイナスを記録した(全国軽自動車協会連合会まとめ、速報値)。
これで2020年上期(2020年1~6月)の新車販売の成績は、前年同期比20.6%減の80万8081台となり、上期としては4年ぶりの減少に転じた。
6月のブランド別新車販売台数では、3月に軽スーパーハイトワゴンの新型ルークスの販売をスタートさせた日産が前年同月比3.8%増(1万9553台)と3か月ぶりにプラスを記録したものの、それ以外はすべてマイナス。
一方、2020年上期の成績では全ブランドが前年割れとなり、そのなかで前年同期比25.6%減ながら24万1237台を記録したダイハツが、シェアトップにつく。
最大のライバルのスズキは、同21.9%減(24万992台)に甘んじて第2位に位置。
続く第3位には同18.7%減(16万2481台)でホンダが、第4位には同2.3%減(9万9251台)で日産が、第5位には同25.7%減(2万3403台)で三菱自が入った。
苦しい結果となった6月と今後の展望について、関係者の声を聞いてみよう。
軽市場 6月のまとめ 今後の展望は?
軽自動車の販売実績について業界団体の関係者は、「新型コロナウイルスの影響は販売面で続いているが、緊急事態宣言が解除されてからは、販売店への客足は徐々に戻りつつある」と説明。
「いずれのブランドも、5月期に比べると前年同月比で10%以上の回復を記録した。メーカー側が新型車や特別仕様車の発売などを再開したことも、販売が復調した一因」と示唆する。
7月以降の市場動向については、「新型コロナウイルスの影響や景気下降による需要減退によって、今後も厳しい状況は続きそう」とした。
そのうえで、「ただし、メーカー側がニューモデルや特別仕様車を鋭意リリースし、販売キャンペーンも積極化する予定なので、これらがどれくらい効果をもたらすかが復調を維持するカギになる。政府が打ち出す景気刺激策にも期待したいところ」と回復へのポイントをまとめている。
一方で「新型コロナウイルスの第2波、それに伴う消費マインドの低迷などは不安材料」と指摘した。
続いて6月単月、さらには上期(1月~6月)の販売台数ランキングを確認しておこう。