【市販車はどんな姿に?】アウディQ4スポーツバックeトロン 電動クーペSUVコンセプト デザイナーQ&A

公開 : 2020.07.08 11:41  更新 : 2021.11.11 13:19

アウディが今朝発表した、電動クーペSUV「Q4スポーツバックeトロン」。この美しいEVコンセプトは、来年に市販されます。スタイリングを率いたデザイナーに、量産モデルのことを質問してきました。

アマール・ファヤに訊く 電動SUVのデザイン

text:Lawrence Allan(ローレンス・アラン)

アウディが発表したクーペスタイルの新たな電気自動車SUVコンセプト、「Q4スポーツバックeトロン」。

この美しいクーペSUVコンセプトは、今後市販モデルの開発が進められ、来年にはヨーロッパで発売される見込みだ。

アウディQ4スポーツバックeトロン・コンセプト。
アウディQ4スポーツバックeトロン・コンセプト。

流麗なスタイリングを描いたデザイナーのアマール・ファヤに、AUTOCAR編集部は話を聞くことができたのでご紹介しよう。

ーーコンセプトと市販モデルはどの程度近いのでしょうか?

90%といったところです。本コンセプトでは、少しワイドに、低くしました。

市販型では、バンパーのディテールが変わり、ドアハンドルは(フラッシュハンドルではなく)通常のものになります。そして、21インチのホイールが装着されます。

フラッシュハンドルの実用化は?

ーー多くのコンセプトカーでフラッシュハンドルをよく見かけますが、いつ実現するのでしょうか?

将来的には、タッチボタンでドアを開けることができるフラッシュ式になるでしょう。

アウディQ4スポーツバックeトロン・コンセプト。
アウディQ4スポーツバックeトロン・コンセプト。

しかし、このクルマはコンパクト・セグメントなので採用できませんでした。テクノロジーが安価になれば、可能な限り実現していくつもりです。

ーー今回のデザインで、一番苦労したことは何ですか?

Aピラー周りの部分です。ホイールはボディの隅に配置されているので、デザイナーにとっては幸いです。

しかし、Aピラーがあまりにも前に出ているので、最初はミニバンのようなシルエットになってしまうのではないかと悩んでいました。

そこで、ボンネットからドアミラーにかけて彫り込むようなラインを配し、ボンネットが長く見えるようにしました。

SUVボディと電動化の将来

ーーSUVが空力的に不利ということを考えると、航続距離がシビアなEVのデザインは、今後どのように進化していくのでしょうか?

人々が求めるドライビングポジションを実現するためには、今のところ妥協しなければなりません。

アウディQ4スポーツバックeトロン・コンセプト。
アウディQ4スポーツバックeトロン・コンセプト。

しかし、軽量化と空力特性の改善は必要です。現在のトレンドは、より合理的で技術的に進んだものに取って代わられると思います。

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