【子供用クラシックカーの祭典?】英コンクール・オブ・エレガンス 新部門追加

公開 : 2020.07.14 11:50

英国で毎年開催されるクラシックカーのイベント「コンクール・オブ・エレガンス」に、ジュニア部門が加わりました。可愛らしいハーフサイズのブガッティやポルシェなど、子供用クラシックカーが美しさを競います。

ハーフサイズのクラシックカー

text:Lizzie Pope(リジー・ポープ)

イギリスのクラシックカーの祭典「コンクール・オブ・エレガンス」に、今年から初のジュニア・コンクールが加わる。

コンクール・オブ・エレガンスは2012年から英国で毎年開催されており、宮殿や城など王室ゆかりの地にクラシックカーが集うイベントだ。

ブガッティ・ベイビー2などが“美”を競う(?)新部門がはじまる。
ブガッティ・ベイビー2などが“美”を競う(?)新部門がはじまる。

全く新しいジュニア部門は、あらゆる年代の「ハーフサイズ」のガソリン車、ペダル車、電気自動車を称えるもので、親子でワークスドライバーやメカニックの役割を担う。

9月4日から6日までハンプトン・コート宮殿で開催されるこのイベントには、ブガッティ・ベイビー2(写真)、オースチンJ40、ポルシェ917、ジャガーEタイプランチアD24など、20台もの豪華なラインナップが登場することが明らかになっている。

もちろん、ハーフサイズのクラシックカーは、フルサイズのクラシックカー同様に希少かつ手組みのものが多く、とても魅力的だ。

子どもと一緒に参加も

楽しくも激しい競争が繰り広げられる新部門では、各参加者がステージ上で「ドライブ」し、最高のペダル車、ガソリン車、電気自動車にはそれぞれ賞品が与えられる。

さらに全員が「ベスト・ドレッサー」のゴングを競う。

ブガッティ・ベイビー2。75%スケールの「タイプ35」である。
ブガッティ・ベイビー2。75%スケールの「タイプ35」である。

「ジュニア・コンクールでは、1950年から約3万2000台が製造されたオースチンJ40で人気を博した、特別仕様の子供用自動車の魅力的な世界に光を当てています」

コンクール・オブ・エレガンスのディレクターであるアンドリュー・エヴァンスはこう述べている。

「ドライバーやメカニックのサポートがあれば、ジュニア・コンクールも他の貴重な展示と同様に素晴らしいものになるでしょう」

このようなイベントに子供と一緒に参加できるのは、クラシックカーを所有する父親(母親)にとって、とても嬉しいものだろう。

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