【イタリアン高級サルーン】アルファ・ロメオ・ジュリア 英国版中古車購入ガイド
公開 : 2020.10.01 19:35
スポーツセダンが欲しいけれど、ドイツ車のデザインには見飽きているという方にご紹介したいのがアルファ・ロメオ・ジュリアです。装備が充実し、高級セダンとしても評価の高いジュリアを英国編集部が評価しました。
ドイツ車にはもう飽きた人へ
同じようなデザイン、同じような走りに飽き飽きしていた高級車オーナーにとって、アルファ・ロメオ・ジュリアは素晴らしい提案だった。
2016年に登場したジュリアは、競争力のある素晴らしいスポーツサルーンの1つである。
パフォーマンス、ランニングコスト、ドライビングエクスペリエンスを高いレベルで兼ね備え、既存ブランドに代わる魅力的な代替車といえる。
発売以来、エンジンの選択肢は197bhpの2.0L 4気筒ガソリンから始まり、ヴェローチェおよびヴェローチェTiモデルでは280psに増加している。
ディーゼルは、150psまたは180psの2.2L 4気筒がラインナップされている。
そして、510psの2.9L V6エンジンを搭載した最上級モデルのクアドリフォリオ(Quadrifoglio)もある。
各エンジンには8速ATが組み合わされる。
標準装備も充実しており、8.8インチのインフォテインメントシステム、クルーズコントロール、デュアルゾーン・エアコン、車線逸脱警報、前方衝突警報、自動緊急ブレーキなどの安全系も備えている。
グレードは、ジュリア、スーパー、スペチアーレ、ヴェローチェの4種類。
エントリーグレードのジュリアには、16インチアルミホイール、クルーズコントロール、リアパーキングセンサーが装備されている。
室内にはデュアルゾーン・エアコン、6.5インチディスプレイのインフォテインメントシステムを備える。
スーパーにアップグレードすると、17インチのアロイ、8.8インチのディスプレイとサットナビを含む最新のインフォテインメントシステム、そしてスペチアーレには18インチのアロイとスポーティなボディキットが追加される。
最上級モデルのヴェローチェには、専用アロイ、アップグレードされたブレーキシステム、美しいアルミ製パドルシフターが装備されている。
充実装備の高級スポーツサルーン
運転してみると、クイックなステアリングと流れるような乗り心地で、高級サルーンがいかに優れたハンドリングを発揮できるかを教えてくれる。
インテリアの質感や仕上げはBMW 3シリーズやアウディA4には及ばないが、ジャガーXEよりはスマートだ。
スペースも英国のライバルよりもジュリアの方が優れているが、後席の足元はA4より狭い。
トランクはこのクラスで最も深いもので、スペチアーレでは、40/20/40分割の折りたたみ式リアシートが標準装備されている。
2020年には改良が施され、一部の機能には物理ダイヤルを残しながらも、インフォテインメントはタッチスクリーン式にアップグレード。内装材の質感も向上した。
また、先進の運転支援システムやスマートフォンミラーリング機能も標準装備されている。