【ポルシェ 新型EVワゴン】タイカン・クロスツーリスモ 最上位は762ps 2021年欧州で発売
公開 : 2020.07.23 09:50 更新 : 2021.02.10 17:27
「ポルシェ・タイカン・クロスツーリスモ」の開発車両を再び撮影。ルーフが伸ばされ、積載スペースが大きな、クロスオーバータイプの電気自動車。価格は、標準ボディのタイカンより、高くなる見込みです。
実用的なオフロードモデル
ポルシェ・タイカン・クロスツーリスモが、路上テストを行う様子が初めて撮影された。
カモフラージュが施されたこのプロトタイプは、以前にもニュルブルクリンクと北極圏近くでテストを行う様子が捉えられている。
最新の画像からは、2021年に投入予定となっている、力強いスタイリングをはっきりと確認することができる。
この最新のテスト車両では、リアウインドウのラインと、リアエンドの形状、標準ボディのタイカンと多くの点を共有するフロント・セクションを目にすることができる。
パナメーラやパナメーラ・スポーツ・ツーリスモと同様に、フロント・ドアよりも後方に向かって、独特のスタイリングを備えているのが特徴だ。
より大きなラゲッジスペースを提供するため、4ドアのタイカンより、ルーフが伸ばされ、テールゲートの傾斜が急になっている。
ポルシェの第2番目のEVモデルのプロトタイプには、実用的なスポーツ・ルーフレールと、樹脂製のホイールアーチ・トリムが備えられている。
パフォーマンス・スペックは?
クロスツーリスモは、2018年のジュネーブ・モーターショーで発表された「ミッションEクロスツーリスモ」をベースとしている。
その量産バージョンでは、コンセプトカーに対して最低地上高を高め、全輪駆動システムと組み合わせることで、オフロード性能を向上すると予想されている。
タイカン・クロスツーリスモは、快適性とオールテレイン性能が強化された、改良シャシーを採用する可能性があるが、ポルシェのフラッグシップSUVと同様の地上高とはならないようだ。
530psを出力する「4S」、680psの「ターボ」、762psの「ターボS」という3種類の出力で提供される。
また、販売価格は、標準ボディのタイカンと多くの部分を共有しているが、幾分高くなることが予想されている。
このタフなモデルに、中国のみで提供されているRWDの「タイカン」と同様の、後輪駆動のベースモデルが提供される可能性は低いだろう。
このテスラ・モデルSのライバルは、史上初めて800Vシステム電圧を採用しており、「15分未満」で80%までのチャージが可能となる。
タイカン・クロスツーリスモは、タイカンと同様に、ドイツのシュトゥットガルト郊外のツッフェンハウゼンにあるポルシェ本社の、新しい専用ラインで生産される予定となっている。
画像 ポルシェ・タイカン、テスラ・モデルS、ジャガーIペイス、アウディeトロン、テスラ・モデルY【ライバル比較】 全92枚