【TAFTで見る】ディスプレイ・オーディオの大画面 ダイハツ・タフトにメーカーOP設定
公開 : 2020.07.28 07:20 更新 : 2021.03.05 21:32
新型の軽自動車「ダイハツ・タフト」の外観/内装を撮影しました。全車標準のガラスルーフが売りの車内には、9インチの大画面ディスプレイ・オーディオ(メーカーOP)が搭載されています。詳しく見てみましょう。
9インチ・スマホ連携ディスプレイ・オーディオ
手元のスマートフォンと接続すれば、ダッシュボード上の画面に馴染みのアプリが表示される。
スマホ連携ができるディスプレイ・オーディオ(DA)の登場は、据え置き型カーナビの指定席だったインパネの中央に、新たな選択肢をもたらした。
Apple CarPlayを起動すれば、そこに表示されるのはお馴染みのクリーンなメニュー・アイコン。これが、車内をスマートで垢抜けた空間に見せるのに意外に効く。
社外品のカーナビ専用機は、たしかに高性能で魅力的。ただ、そのメニュー画面の色使い・フォントのスタイルには、どうしても後付けパーツ感がつきまとう。
アフターパーツ特有のグラフィック志向なUIは、近ごろの統一感をもたせたクルマのインテリアと「ちぐはぐになってしまう」という声は多い。その点、Apple CarPlay、Android Autoのインタフェースはすっきりとしていて相性がいい。
例えば、新型の軽クロスオーバー「ダイハツ・タフト」の場合、メーカー・オプションで大画面ディスプレイ・オーディオ(パイオニア製)を用意している。
運転支援装備とも連携 大画面でできること
そのディスプレイ・オーディオを搭載したタフトG(ミドルグレード)を撮影することができたのだが、画面のサイズは圧巻の9インチ。
タフト全車に標準装備されているガラスルーフ「スカイフィールトップ」の空抜け感と相まって、インテリアは開放的なデジタル空間という趣だ。
Apple CarPlay、Android Auto、SmartDeviceLink(SDL)のアプリを大画面で使えるほか、駐車支援システム「スマートパノラマパーキング・アシスト」「パノラマモニター」「バックモニター」などの機能を映し出すことができる。
テレビを見たり、Bluetooth接続で音楽を聴いたり、ハンズフリーで電話を掛けることも可能。
自分の愛車に、こうしたディスプレイ・オーディオを付けたいという方は、カー用品店に行けば市販モデルが並んでいる。
市販品は? 最新ディスプレイ・オーディオ
同じくパイオニアの製品では、この夏の最新モデルとして、タフトのものより高機能な9インチの市販ディスプレイ・オーディオが登場している。
カロッツェリア・ブランドの「DMH-SF700」というモデルで、大画面でありながら、1DINスペースがあれば搭載できるのが大きな商品力。
こちらが優れているのは、取付け後も画面の角度を自由に調整(仰角:15°~-60°)できること。
また、スマホのWi-Fiテザリングを利用すれば、webブラウザを表示させることもできる。同乗者のために「YouTube」などの動画ストリーミングを再生したいというドライバーには、魅力的な選択肢になるだろう。
「DMH-SF700」では、「アレクサ! 音楽をかけて」と話しかければ、音楽再生ができるなど、市販ディスプレイ・オーディオとして国内で初めて「Amazon Alexa」を搭載した点がトピック。
Yahoo!カーナビがApple CarPlayに対応するなど、この数年でDAで使えるアプリ・機能の数もますます増えてきている。