【名車のリメイクはアリ?】復活して良かったクルマ、ダメなクルマ 10選
公開 : 2020.08.04 07:45 更新 : 2021.03.05 21:42
近年、かつての名車を復活させる動きが活発化していますが、必ずしもうまくいくわけではありません。正しく生まれ変わったクルマと、過去に留まるべきだったクルマがあります。復活の成功例と失敗例をご紹介します。
もくじ
ー最近流行りの「リバイバル」について
ーアストン マーティンDBSスーパーレッジェーラ
ーフォルクスワーゲン・ビートル
ーアルピーヌA110
ーシトロエンDS
ーメルセデス・ベンツ・ゲレンデヴァーゲン
ーミニ
ートヨタ・スープラ
ーヴォグゾール・ビバ
ーフォード・マスタング
ートヨタFJクルーザー
最近流行りの「リバイバル」について
クラシックカーを復活させることが、自動車業界で一種のトレンドになっている。
この現象について、世界は概ね前向きに捉えている印象を受けるが、議論になることはないのだろうか?
現在、ほぼすべての主要メーカーがクラシックカーに目を向けており、最近ではフォード・ブロンコなどが話題になった。
この他にも多くの車種が計画されていると思われる。
クラシックカーのリバイバルは大きな「賭け」だ。
成功例の1つは、アストン マーティンDBSスーパーレッジェーラだ。反対に、失敗例はフォルクスワーゲン・ビートルである。
話題性はあるかもしれないが、必ずしもいいクルマが生まれるとは限らない。
今回は、復活して成功したクルマと失敗したクルマを、英AUTOCAR編集部の独断と偏見で紹介する。
アストン マーティンDBSスーパーレッジェーラ
アストンが1960年代の名車DBSの復活で成功したのは、優れたパフォーマンスはもちろん、「ジェントルマンズ・エクスプレス」の精神を再現したことだ。
恐ろしく高価で、非常に速く、豪華なレザーをまとったDBSスーパーレッジェーラは、いかにも英国のスパイ活動で重宝されそうなクルマだ。
復活モデルの多くは、オリジナルのキャラクターと純粋さに憧れを抱かせるが、DBSはその両方の資質を十分に備えている。
ゴージャスなルックスと艶めかしいV12エンジンのパフォーマンスにより、人々を誘惑するモンスターである。
フォルクスワーゲン・ビートル
ニュービートルは、1994年にコンセプトが最初に公開されたときに人気を博したが、見る人によってはそのデザインに違和感、あるいは拒否感を覚えた。
エンジンの過ちにも注目すべきだ。完全に個性に欠けている。
また、プラスティックの部品を貼り付けただけのダッシュボードはチンプンカンプンだ。
ゴルフより高価で、ゴルフより実用性の低いゴルフである。
誰がそれを望んでいるのだろうか?
アルピーヌA110
初代A110は美しいクルマだった。
生まれ変わったアルピーヌは、オリジナルに忠実な復活モデルだ。
旧モデルの魅力的な姿は目を引く。新モデルはそのフォルムを忠実に再現しており、特にフレンチブルーを個体は本物の美しさを備えている。
もちろん、フロントマスクのデザインにケチをつける人の気持ちも理解はできるが、それでも全体的なスタイリングは素晴らしいと思う。
オリジナルは、簡単には乗れないクルマだった。1960年代のA110に快適に座るためには、1年間の断食が必要だった。
新しいA110は、手袋のように身体にフィットする。