【3億円超え】フェラーリ275GTB、オンライン・オークションの最高額を更新 グッディング
公開 : 2020.08.11 17:50 更新 : 2020.12.08 18:36
1966年のフェラーリが、オンライン・オークションで過去最高の落札額を更新しました。白の外板色が美しい275 GTBロングノーズ仕様は、レストアを行っていない貴重な1台。邦貨で3億円超えという結果に。
ロングノーズ仕様が競売に
コレクターズ・カーを対象としたオンライン・オークションの最高落札額が塗り替えられた。
8月7日まで入札を受け付けたグッディング&カンパニー主催の「ギアード・オンライン・オークション」で更新されたもので、その落札額は3億円超え。主役は、1966年のフェラーリ275GTBだ。
出品されたのは、ビアンコの外装色とタンのフルレザーで仕立てられた個体。
6キャブレター、トルクチューブを採用するロングノーズ仕様で、未レストアという一品だ。
写真でも分かるうように、内装は良好なコンディションで、コンペティション・スタイルの給油口が美しい。
書類、ツールも一式揃っていることもあり、主催者が事前に発表した予想落札額は、275万~325万ドル(2.9億~3.4億円)となっていた。
エンツォの記録を更新
オンラインで行われた入札は、最終的に308万ドル(3億2677万円)で決着している。
オンライン開催のコレクターズ・カー・オークションにおけるこれまでの最高額は、RMサザビーズが5月に開催した「ドライブ・イントゥ・サマー・オークション」でフェラーリ・エンツォが記録した264万ドル(2.8億円)だった。
なお、今回のグッディングには別のエンツォが出品されているが、こちらは予想落札額220万~260万ドル(2.3億~2.7億円)のところ、235万4000ドル(2億4997万円)という結果に。
275GTBの額に及ばずに競売を終えている。