【ハッチバックだがSUVヒント】新型シトロエンC4/EVのe-C4 英デビュー CEO、販売成長に「不可欠」
公開 : 2020.08.21 10:50 更新 : 2021.03.05 21:42
シトロエン新型C4およびe-C4が英国でデビューしました。内燃機関に加えてEVバージョンも設定され、コンパクトハッチバックとしてブランドの中核を担います。SUVにインスパイアされたデザインも注目です。
シトロエンの主力モデル
新型シトロエンC4と電動モデルe-C4が、今秋の発売に先駆けて英国でデビューした。ガソリンとディーゼルに加え、EVも用意されている。
シトロエンによると、SUVにインスパイアされたデザインと快適性を重視することで、「コンパクトハッチバックを復活させる」という。
フォード・フォーカスとフォルクスワーゲン・ゴルフのライバル車であるC4は、ハッチバックとSUVの間のギャップを埋めるため、既存のC4カクタスよりもわずかにアイポイントが高くなっている。
ガソリン、ディーゼル、電気の3種類のパワートレインを搭載して販売される。EVのe-C4はPSAグループの中で、ファミリー向けハッチバックとしては初となるゼロエミッションのモデルだ。
シトロエンのヴァンサン・コベ最高経営責任者(CEO)はAUTOCARに対し、このモデルの導入はヨーロッパにおけるシトロエンの販売成長にとって「巨大な」重要性を持っていると語った。
2019年、シトロエンは前年比1%増の83万台を販売している。
「このクルマは、デザイン、革新性、快適性において、シトロエンのコアとなるでしょう。つまり、私たちにとっては、シトロエンの全体的な成長における3~4つの弾丸のうちの1つなのです」
「シトロエンは、このセグメントにおいて大いなる正統性を持っています。シトロエンは、最もポピュラーな顧客基盤を持つ企業です」
SUVとハッチバックの融合
新型C4のフロントグリルは、先日発売された新型C3に初めて採用されたデザインをベースに、V字型のシグネチャーライトと車幅いっぱいに伸びるクロームシェブロンを採用している。
ボンネットはC5エアクロスのデザインを反映した凹型の形状となっており、フロントバンパーはマットブラックで仕上げられた。シトロエンによると、このバンパーは小さな衝撃から保護する効果があるという。
エアインテークグリルは、最近のコンセプトカー「アミ・ワン」や「19_19」に見られるシェブロンパターンを採用している。
ホイールアーチは、フロントバンパーと同じマットブラック仕上げで、SUVスタイルをさらに引き立てている。
シトロエンによると、ルーフは空力特性を向上するために傾斜した形状としており、リアオーバーハングのデザインはシトロエンGSを反映したものになっているという。