【価格/サイズ/内装は?】ベルランゴ・フィール/シャイン シトロエンが10/1発売 燃費/スペックを解説
公開 : 2020.08.26 19:02 更新 : 2023.01.23 13:43
「シトロエン・ベルランゴ」のカタログ・モデルが、10/1に日本発売。FEEL、SHINEという2グレードと、記念モデルが登場します。実用性を突き詰めたMPV。価格、サイズ、内装、スペックを解説します。
ベルランゴ カタログモデル発表
8月26日。グループPSAジャパンは、シトロエン・ベルランゴのカタログモデルの先行予約を8月27日から開始し、10月1日から正式販売すると発表した。
ベルランゴは、シトロエンのMPV(マルチ・パーパス・ヴィークル)だ。
昨年の10月に日本デビューを果たし、2度のオンライン予約が5時間半で満枠となった人気モデル。同じグループPSAのプジョーからは、姉妹車のリフターが同時期に発売され、同様に人気を集めている。
ベルランゴは、現行型が3代目。初代は1996年に発表された小型LAV(レジャー・アクティビティ・ビークル)。2代目は2008年に発表されたMPV。そして現行型は2018年のジュネーブ・モーターショーで発表され、初代から現行型までで330万台を超える販売を記録している。
ちなみに、日本では初代を当時のインポーターである新西武自動車販売がサンプル輸入したことがあるが、2代目の正規輸入はない。
カタログモデルとなっても人気を呼ぶことは必至のベルランゴ。その概略を紹介していこう。
ベルランゴ 外観
ベルランゴのボディサイズは、全長4405×全幅1850×全高1850mm、ホイールベースは2785mm。
全長は、同じシトロエンのC3エアクロスとC4スペースツアラーの中間的サイズにあたり、日本車のミドルクラス・ミニバンと同じくらい。
比較的コンパクトなサイズだが、全幅はかなりワイドで車高も高い。タワーパーキングの駐車は無理だろう。
デザイン上では、前進させたフロントスクリーン、短く高く設定されたフロントエンド、取り回しを向上させる短いフロントオーバーハングなどが特徴的だ。これらは、グループPSAの新世代プラットフォームであるEMP2の採用で実現している。
2段がまえのポジショニングランイトとヘッドライト。そして、フォグランプをラウンドしたノーズに配するという現在のシトロエンのデザインコードも継承されている。
また、Aピラーをブラックアウト処理してガラスエリアのパノラマ感を演出したり、実用とデザインを兼ね備えたエアバンプも採用されている。
リアドアにはスライドドアを採用。日本の輸入車市場においてスライドドアのモデルは少ないが、日本車のミニバンはほとんどが採用している。日本市場でMPVを拡販していくためには、やはりスライドドアは必需品だろう。
開口部は広大で、狭い場所での乗り降りにはスイング式ドアよりも楽だ。