【何がどう変わったのか?】スバル・レヴォーグ 新旧スペック比較 内外装比較 アイサイトX変更点まとめ
公開 : 2020.08.31 05:50
スバル・レヴォーグ新型。10月15日の正式発表をひかえ、多くの情報が公開されました。今回は「旧型レヴォーグからどう変わったか?」に焦点をあて、外装/内装/エンジン/アイサイトに分けて洗い出します。
もくじ
ー新レヴォーグ 正式発表は10月15日
ー新型レヴォーグ 外寸や外観どう変化
ー今の所エンジン1種 パワーは向上
ー新レヴォーグ内装 ディスプレイ注目
ーアイサイトX 従来からの変化まとめ
ー新型レヴォーグ(プロトタイプ)スペック
新レヴォーグ 正式発表は10月15日
昨年の東京モーターショーでプロトタイプが、さらに今年初めの東京オートサロンではSTI仕様のプロトタイプが出品され(いずれも内装は非公開)、その発表が心待ちにされていたスバルの新型レヴォーグ。
今回、10月15日に正式発表とアナウンスされ、多くの情報が公開された。では、新型レヴォーグは、従来型と比べてどう変わったのか? 概略を紹介していこう。
新型レヴォーグ 外寸や外観どう変化
いわゆるスバリストはもちろん、ちょっとクルマが好きな人なら、そのスタイルを見れば「新型レヴォーグだ!」とわかるだろう。
新型レヴォーグのスタイルは、従来型を正常進化させたものといっても過言ではない。
ただし、サイズは従来型より少し大きくなっている。外寸は、全長4755×全幅1795×全高1500mm。ホイールベースは2670mmだ。
従来型は全長4690×全幅1780×全高1490〜1500mm(グレードによる)、ホイールベースは2650mm。
従来型より65mm長く、15mm幅広く、ホイールベースは20mm長くなったが、車高はほぼ同じだし、極端に大きくはなっていない。
そもそも、北米市場を重視して肥大化したレガシィに代わって日本市場のために生まれたようなレヴォーグなのだから、これくらいのサイズアップにとどめるが妥当だろう。
全幅は1800mm以内に抑えているのも、好感が持てる。
プロポーションは似ているが、立体感のあるフロントマスクや前後フェンダーの張り出しなど、従来型レヴォーグのスポーツワゴンらしいスタイルをイマドキ風に進化させている。
おそらく、従来型のオーナーからも好まれるデザインであることは間違いないだろう。
今の所エンジン1種 パワーは向上
従来型では1.6Lと2.0Lの2種の直噴ターボエンジンを搭載していたレヴォーグだが、新型では現在のところ1.8Lの直噴ターボエンジンのみの設定となっている。
このエンジンは本体から新開発されたもので、従来型より40mmも長さが縮められている。
CB18型と呼ばれる新エンジンは、1795ccの排気量で最高出力は177ps/5200ー5600rpm、最大トルクは30.6kg-m/1600ー3600rpmを発生する。
従来型の1.6LターボエンジンであるFB16型は、1599ccの排気量で最高出力は170ps、最大トルクは25.5kg-mだったから、7psと5.1kg-mのパワーアップを達成している。
とくに低速域からのトルクアップにより、ドライバビリティは格段に向上しているようだ。
組み合わされるトランスミッションは従来型と同じCVTのリニアトロニックだが、約8割の部品を新設計。レシオカバレッジ(変速比幅)の拡大や新型オイルポンプの採用などで、静粛性と燃費を改善した。
JC08モード燃費で、従来型は16.0km/Lだったが新型は16.6km/L(17インチ車)に向上している。
ところで、従来型レヴォーグには前述のように2.0LターボのFA20型も搭載されており、こちらは最高出力300psと最大トルク40.8kg-mを発生した。
この2.0Lターボに代わるユニットとしては、新開発の2.4Lターボが来春には追加されるのではと噂されている。