【よりシャープな排気音】マクラーレン620Rに「Rパック」 英国で発表 ルーフにエアスクープ/カーボンの加飾も

公開 : 2020.09.16 09:50  更新 : 2020.09.25 18:33

英マクラーレンが、スポーツシリーズの「620R」専用のRパックを発表しました。チタン製エグゾーストや、カーボンファイバーが随所に追加され、より特徴的な排気音と印象的なエクステリアを提供するそうです。

620R専用「Rパック」 イギリスで発表

text:Will Trinkwon(ウィル・トリンクウォン)

マクラーレンは、「620R」のドライビング・エクスペリエンスとエクステリアを強化する「Rパック」をイギリスで発表した。

このパックは、同社のパーソナライゼーション部門である、マクラーレン・スペシャル・オペレーションズ(MSO)によって製造される。

マクラーレン620R 「Rパック」装着車
マクラーレン620R 「Rパック」装着車

これにより、サーキット重視のパワフルなスポーツ・シリーズ・モデルが、随所にカーボンファイバーを追加され、アグレッシブな魅力を高める。

また、マクラーレンF1ロングテールにインスピレーションを受けた、カーボンファイバー・ルーフスクープが、レーシング・エアインダクション・サウンドを生成。

ドライバーが、サーキットアタックを記録できるカメラも含まれている。

どのスーパー・シリーズよりもサウンドが最大で5dB大きい、オーダーメイドのチタン製エグゾーストの追加により、ドライビング・エクスペリエンスはさらに向上。

マクラーレンは「よりシャープで、より特徴的な排気音」を提供すると述べている。

外観は、カーボンファイバー製のフロント・ウィング・ルーバーが追加され、より印象的に。

内装の各部にもカーボンが採用され、ドアの内張り、コンソールまわり、シフトパドル、ステアリングホイール・スポークなどが、スポーティな見た目に変わっている。

カーボンファイバー・トリムは、センターコンソールの下部スイッチパックと、インフォテインメント周りにも追加される。

225台限定モデル 日本では完売

英国市場ではRパックは2万5000ポンドで提供され、約90%のカスタマーがオーダーすると同社は予想している。アイテムを個別に指定した場合、Rパックよりも高額となることから関心が集まりそうだ。

「レースカーの公道公認バージョン」と呼ばれる620Rは、最速のスポーツ・シリーズ・モデルとなっている。

マクラーレン620R  Rパックモデル
マクラーレン620R Rパックモデル

570S GT4で使用されているツインターボ・チャージャー付き3.8L V8エンジンのアップグレード版を搭載し、620psを発揮。

0-100km/h加速は2.9秒、最高速度は321km/hに達する。

レーシングカーのパフォーマンスを提供するこのモデルは、スポーツ・シリーズ・モデルの中で、最速のラップタイムを打ち出す可能性がある。

なお、620Rは日本市場にも導入されたが、日本販売枠はすでに完売となっている。

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