【上級志向の市場へ特化】BMW 5シリーズ 中国市場向けのロングボディ発表 北京モーターショー2020
公開 : 2020.09.26 12:25 更新 : 2020.09.26 12:47
BMWは、9月26日に開幕した北京モーターショー2020で、G30型5シリーズの中国市場向けロングボディを発表しました。市場要求に合わせ、リアシートの快適性を高め、上級志向のオプションが選べる点も特長です。
ホイールベースを130mm延長
BMWは、9月26日に開幕した北京モーターショー2020で、G30型5シリーズの中国市場向けボディを発表した。
BMW 5シリーズは2019年に中国市場で17万4000台を販売する、ヒットモデル。特別な市場要求を満たすために、ロングホイールベース版が設定された。
中国市場ではクルマの視覚的な存在感と、快適性が重要視されるとするBMW。ロングボディでは、ホイールベースが130mm延長され、3105mmとなっている。
車内空間は通常ボディより余裕を増し、リアシートの足元周りで恩恵が大きい。インテリアデザインも人間工学を重視され、新しいヘッドレストなど快適性も高められている。
上級志向なオプションとして、スカイラウンジ・グラスルーフや、2面のチルト式タッチモニターを備える、後部座席用のインフォテインメント・プロフェッショナルと呼ばれるシステムも選べる。アンビエントライトなどもオプションで選択が可能。
PHEVの535Leなど中国専用グレードも
ボディデザインは、中国市場向けモデルとして他市場と差別化。燃費効率の向上も図られ、運転支援システムやネットワーク技術の搭載も特徴となっている。
新しく追加となったBMW 535Leでは、296psのプラグイン・ハイブリッドを採用。燃費は66.6km/Lで、CO2の排出量は36g/kmとなる。これは、中国市場でのみの提供となる見込みだ。
また市場の要求に合わせ、コネクティビティも実装。インフォテイメント・システムやデジタルコ・クピットを稼働する、最新のBMWオペレーティング・システム7を搭載する。システムのグラフィックは新しくなり、音声認識機能も強化された。
なお現行のG30型BMW 5シリーズは、2020年7月にマイナーチェンジを受けている。