【デビュー時期が明らかに】新型スバルBRZ、今秋発表予定 フロントグリルは大型化 250psに増強へ

公開 : 2020.10.06 09:03

スバルは新型BRZを今秋にも正式デビューさせると発表しました。第2世代となるBRZはおなじみのスタイリングを継承しながらも、TNGAプラットフォームの採用と大幅なパワーアップを実現しています。

パワフルなスポーツクーペ、今秋デビュー

text:Felix Page(フェリックス・ペイジ)
translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)

スバルはSNSの公式アカウントで、次世代スポーツカーBRZが今後数週間のうちにデビューすることを明らかにした。

メッセージに添付された画像からは、新しい10本スポークのアロイホイールしか確認できないが、ワールドプレミアは「今秋」に行われるようだ。

新型スバルBRZプロトタイプ
新型スバルBRZプロトタイプ    スバル

今年初めには次世代BRZのプロトタイプが目撃され、そのスタイリングを初めて垣間見ることができた。

新型はターボエンジンで255psを発揮する。先代モデルと同様に、メカニカル的にもデザイン的にも、ほぼ同時期に発売されるトヨタのGR86と同じものになると思われる。

プロトタイプの画像を見ると、曲線的なシルエットが新型でもスタイリングのベースとなっていることがわかる。ただ、フロントグリルが大幅に拡大され、ヘッドライトとテールライトのデザインが変更されていることは確かだ。

現行のスバル製プラットフォームではなく、トヨタ・カローラ・ハッチバックのTNGAプラットフォームを採用し、後輪駆動のパワートレインにも対応させるとの情報もあったが、全体的なサイズはこれまでと同様にコンパクトになっている。

しかし、エンジンは現行モデルと同様にスバル製が採用される。現行の自然吸気エンジンの200psから大幅にアップグレードされたもので、スバルとトヨタはアルピーヌA110のようなパワフルなスポーツカーをターゲットにしていることが伺える。

また、GR86とBRZはともに内装を全面的に刷新し、素材の質感や車載システム、操作性などを向上させている。しかし、後席のレッグスペースを大幅に拡大する様子はなさそうだ。

昨年、スバルとトヨタは車両開発の提携を延長し、GT86とBRZの後継モデルを開発中であることを発表した。近年、スポーツカーの需要が低迷していることを考えると、高い設計・開発コストを共有することで、より経済的な開発が可能になるだろう。

また、スバルの四輪駆動技術とトヨタのパワートレイン・ハードウェアを組み合わせた電動SUVを共同で発売することを最終目標に、両社は新たなEV向けプラットフォームについても協力していくという。

BRZのテスト車両が最初に目撃されたのは、現行モデルの生産を終了すると発表したわずか2週間後のことだった。

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