【マイルド・ハイブリッド採用】ジャガーXF、改良新型が英デビュー 新デザイン/大幅な値下げ実現

公開 : 2020.10.07 11:40

ジャガーXFの改良新型が英国で発表されました。エクステリアとインテリアのデザインを刷新し、ラインナップの簡素化によって価格を引き下げました。ディーゼル・マイルド・ハイブリッドも設定されています。

インテリアデザインを刷新

text:Rachel Burgess(レイチェル・バージェス)
translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)

ジャガーは中型セダンXFの改良新型を発表した。BMW 5シリーズアウディA6のような成功を収めているドイツのライバル車を食い止めるべく、デザインに磨きをかけ、マイルド・ハイブリッドを採用した。

大きく変わったのは、インテリアだ。ジャガーのインテリアデザイン責任者アリスター・ウィランは次のように語っている。

新型ジャガーXF
新型ジャガーXF    ジャガー

「わたし達は、インテリアを次のレベルに引き上げる必要がありました。スケールメリットを実現するために、FペイスとXFを同時に開発したのです。両モデルは、全く新しいインテリアを共有しています」

インテリアの注目点としては、ヘッドレストやドアのスイッチ類などに用いられる素材の質感向上や、新型ランドローバーディフェンダーで導入された車載システム「Pivi Pro」の採用などが挙げられる。

XFとFペイスは、タブレットのような11.4インチの湾曲したタッチスクリーンを初めて採用したモデルで、反応速度と操作性が大幅に向上しているという。その他にも、無線ソフトウェアアップデート、車内空気のイオン化、スマートフォンのワイヤレス充電など新機能が並ぶ。

ギアシフターのクリケットボールステッチ、ヘッドレストのエンボス加工されたジャガーリーパー、「Est. 1935 Jaguar Coventry」と書かれたタグなど、今後ジャガーモデルで一般的となるだろう要素が採用されている。

パワートレインの英国におけるラインナップは、ディーゼル1種類とガソリン2種類に簡素化され、それぞれ8速ATのみの設定となった。

48Vマイルド・ハイブリッドシステムと組み合わせた203psの2.0L 4気筒ディーゼルは、CO2排出量130g/km、燃費は後輪駆動で最大24.3km/lとなっている。全輪駆動も選択可能だ。

ガソリンモデルは、後輪駆動の250ps 2.0Lターボと、全輪駆動の300ps 2.0Lターボを用意。後者は0-97km/h加速を5.8秒で達成する。

エクステリアとしては、新デザインのフロントバンパー、ジャガーの伝統的なロゴにインスパイアされたメッシュデザインのワイドなフロントグリル、ジャガーリーパーのサイドウィング、ピクセル技術(オプション)を備えるスリムなLEDヘッドライトなどが採用されている。

リアバンパーもワイド化され、テールライトは黒みを帯びた色合いとなった。

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