【愛車にWi-Fi 何ができる?】カロッツェリア 車載用Wi-Fiルーター、DCT-WR100D パイオニアが12月発売
公開 : 2020.10.11 17:50 更新 : 2023.11.24 14:36
パイオニアが、「車載用Wi-Fiルーター」という興味深い製品「DCT-WR100D」を発表。愛車が、オンライン空間になります。月額の使用量を試算してみました。Withコロナ時代の生活にマッチしそうです。
ネットを使い放題 月額で考えると?
カロッツェリアから車載用Wi-Fiルーター「DCT-WR100D」がリリースされた。
これはNTTドコモが展開する「docomo in Car Connect」に対応しているもので、同社のカーAVユニットはもちろん、スマホ、タブレット、ゲーム機、ストリーミング・メディアプレーヤーなど、Wi-Fi接続ができる多種多様なネットワーク機器で活用ができる。
僕らの生活は今や通信を利用して外部から必要な情報を得るのが当たり前になっているが、それは自宅やオフィスだけでなくクルマでも同じこと。
移動中の通信環境が整えば生活はより豊かになる。
そのため、30GBや50GBなどの大容量プランを、月額5000円以上の高額を払って利用している場合も多い。そうでない場合は、利用制限による速度低下を気にして節制しながら使っているだろう。
だがこのWi-Fiルーターを使用すればクルマに乗っている間は“使い放題”で、料金は1か月あたり1000円(1年プランの場合)。
ただしWi-Fiルーターの購入費として2万5000円がかかるので、仮に2年間使うとして計算すると、通信量と合わせて1か月あたり2042円となる。
長距離のマイカー通勤や毎週末のレジャーなど、クルマで移動する機会が多い人であれば経済的なお得感は抜群。
最大5台までのネットワーク機器が同時接続できるので、乗り合わせた家族・友人がそれぞれ自由に使用可能だ。
映画、ゲーム、ノートPCも
「docomo In Car Connect」は、山間部やトンネルなどでもつながりやすいドコモのLTE回線を使用しているうえ、全国ほとんどのエリアで利用ができる。
しかも下り最大150Mbs/上り最大50Mbsの通信速度を確保しているため、走行中でもYouTubeをはじめとしたストリーミング映像を快適に見られる。
基本的には走行中の使用を想定しているが、アイドリング状態の停車中でも最大1時間まで(走行前については30分まで)は動作する。
クルマでWi-Fiが使えれば、スマホのストリーミング系音楽アプリで取得した曲をBluetoothを通じてカーナビやカーオーディオから聞くことができる。
カロッツェリア楽ナビなど通信機能付きカーナビ搭載車であれば、スマホを介して最新の詳細渋滞情報や駐車場満空情報などの取得が可能だ。カーナビアプリもデータの重さを気にせず存分に利用できる。
また、後席でもさまざまに活用ができ、Amazon Fire TV StickをHDMI端子を持つ車載機器と組み合わせれば多彩な映像コンテンツをストリーミングで楽しめる。いつも使っているスマホやタブレット、ノートパソコンなどでウェブサイトやSNSを利用したり、ゲーム機で通信対戦もOKだ。
取付作業はユーザー自身でもでき、本体をダッシュボードまわりに粘着テープで貼り付け、電源プラグをシガーライターソケットに差し込むだけでOK。
初回利用時に登録は必要だが、本体背面のQRコードから専用ページへアクセス(dアカウントを利用/登録)し、スマホで簡単に手続きが行える。以降はクルマに乗る際に自動接続するため手間がいらない。
アナタのカーライフをより便利に、より楽しく変えてくれる車載用Wi-Fiルーター。この秋オススメのアイテムだ。
docomo in Car Connect利用料金(いずれも税別)
1年プラン:1万2000円
1か月プラン:1500円
1日プラン:500円