【謎のプロトタイプ発見】トヨタGRヤリス 空力テスト用か? ニュルブルクリンクで
公開 : 2020.10.14 18:10 更新 : 2021.03.05 18:45
トヨタGRヤリスを改造した謎のプロトタイプがニュルブルクリンクで目撃されました。ハードなエアロパーツを装着し、テスト走行を行っています。さらなる上位モデルなのか、WRCに向けたテストなのかはわかっていません。
エアロパーツを多数装着
英国でのデビューを控えている新型トヨタGRヤリスだが、改造を施された謎のプロトタイプがニュルブルクリンクを周回しているのが目撃された。
260psを発揮するGRヤリスは、3ドア、低いルーフライン、オーバーフェンダー、大きなエアインテーク、トレッド幅の拡大などのパフォーマンス指向の追加要素によって、すでに標準のヤリスとは一線を画している。
ニュルブルクリンクで目撃された最新のプロトタイプは、モータースポーツ風のフロントウイングレット、前輪後方のエアベント、大型化されたリアウイングなど、さらにレベルアップしているように見える。
トヨタの広報担当者は、GRヤリスのさらなる上位モデルなのか、それとも限定モデルなのかは明らかにしていない。しかし、情報筋によると、モータースポーツに焦点を当てた空力テスト用の車両である可能性があるという。
英国では、GRヤリスには2つのパッケージが用意されている。アクティブノイズコントロールやキーレスエントリーなどの贅沢な装備を標準で備える「コンビニエンス」と、リミテッドスリップデフ、スティッカータイヤ、ハンドリング重視のサスペンションチューンを施した「サーキットパック」だ。
また、トヨタは2021年シーズンに向けて現行のヤリスに代わるGRヤリスベースの新型WRCレーサーの駆動系、シャシーセットアップ、エアロパッケージのテストを行っている可能性もある。
英国では、トヨタWRCドライバーのエルフィン・エバンスがステアリングを握るグッドウッド・スピードウィークの新イベントに参加した後、来月には納車が開始される予定だ。ウェールズ出身のエバンスは、サセックス州の専用ラリーステージで4WDホットハッチの能力を披露することになっている。