【フラッグシップのMモデル】BMW X8 M、開発中か プラグイン・ハイブリッドで、760psを実現?
公開 : 2020.10.20 07:50
BMWが開発中の新型SUV、X8に設定されるパフォーマンス仕様のMモデルは、760psのプラグイン・ハイブリッド・システムを採用するという情報が届きました。2022年頃に発売されると思われます。
X8 Mはプラグイン・ハイブリッド?
BMWはまもなくSUVのラインナップに最上位モデルのX8を投入する予定だ。その中には、V8エンジンと電気モーターを組み合わせたパフォーマンス仕様のMも含まれる。
来年末にリリースされる見込みのX8は、7人乗りのX7を超えるスポーティで大胆なスタイリングのSUVとなる。X8は当初、X6のようなクーペ風デザインを採用していると思われていたが、スパイショットではスクエアなのルーフラインが確認されている。
これにより3列シートを採用することが分かる。7人乗りか、あるいは豪華なキャプテンシートの6人乗りのどちらかになると思われる。
他にも、シャープなノーズデザインやワイドなショルダーラインなど、X7とは一線を画すデザインが見られる。
詳細はまだ明らかにされていないが、X7とプラットフォームを共有すると予想されている。つまり、マイルド・ハイブリッドや最終的にはプラグイン・ハイブリッドを採用し、4.4LのV8ツインターボや530psを発揮するX8 M50iの6気筒ガソリン、さらにはディーゼルエンジンが搭載されるだろう。
ただ、AUTOCARは、パフォーマンス仕様のX8 Mは標準モデルの約1年後まで発売されないだろうと予想している。
X8 Mは、4.4L V8エンジンを電気モーターとバッテリーに組み合わせたプラグイン・ハイブリッドを採用すると考えられる。情報筋によると、最大760psの出力を実現可能で、これまでで最もパワフルなBMWになると言われている。
同社内では「プロジェクト・ロックスター」と名付けられているX8 Mハイブリッドは、約200psの電気モーターをガソリンエンジンと組み合わせ、四輪を駆動する。ただし、M5とM8と同じAWDシステムを採用する可能性が高く、必要に応じて後輪駆動が可能となるだろう。
プラグイン・ハイブリッド・システムを採用することで、BMWは平均排出量を大幅に削減することが可能になる。X8 MのCO2排出量は100g/kmを大きく下回ると予想される。内燃機関を搭載し、パワーと重量を抑えたMモデルも計画しているかどうかはまだ明らかになっていない。
X7 M50iのイギリス価格が9万ポンド(1224万円)を超えることを考えると、X8 Mは10万ポンド(1360万円)以上になるだろう。しかし、最も手頃なエントリーモデルは8万ポンド(1088万円)前後からと予想されている。