【RAV4をアメリカンスタイルに】新型ミツオカ・バディ 初のSUV発表 11月26日受注開始
公開 : 2020.10.31 19:20 更新 : 2021.01.28 18:33
光岡自動車は、同社初のSUV「バディ」を発表しました。トヨタRAV4をベースに、メッキグリルや縦型ヘッドライトなど80年代を彷彿とさせるアメリカンスタイルを採用。11月26日より予約受注を開始します。
80年代のクロカンスタイル
光岡自動車が、トヨタRAV4にレトロなアメリカンSUVの風格を与えた新型「バディ」を発表した。
同じくRAV4をベースにしたスズキ・アクロスは、フロントグリルとエンブレムを変えただけだったが、ミツオカ・バディははるかにドラマチックな仕上がりになっている。
例えば、フロントにはシボレーK5ブレイザーを彷彿とさせるメッキグリルや縦置きのヘッドライト、太いメッキバンパーなどが採用されている。
ルーフラインなどはRAV4とも近いが、1980年代スタイルの鉄製ホイールにクロームのハブキャップをつけたオールテレインT/Aタイヤが装着されている。
さらに、ロープロファイルタイヤを装着した従来の5本スポークアロイホイールも用意されている。
リアのメイクアップは、より極端だ。RAV4のテールライトは、ジープ・グランドワゴニアやキャデラック・ブロアムにインスパイアされたような直立したものに変更された。テールゲートは、コントラストの効いたワイドなパネルとクロームのモデルレタリングで装飾されている。
ただし、アメリカンSUVのように自然吸気の大排気量V8エンジンはラインナップされていない。2.0L 4気筒ターボガソリンエンジンと2.5Lハイブリッドの2種類が用意されているが、いずれもRAV4から引き継がれたものである。
光岡はまだインテリアの画像を公開していないが、チーク材のパネルやパイピングされたレザーシートなど、オールドスクールな装飾が施されていることだろう。
多彩なライフスタイルに対応
光岡によると、バディは「自然体でサラリと乗りこなせる相棒」をコンセプトにしているという。機能性と利便性を兼ね備えたSUVの特性を活かし、幅広い世代に対して新たなライフスタイルを提案するものだ。
バディという車名の由来としては、さまざまな体験を共有できる「相棒」からきているとのこと。
世界で販売されるかどうかはまだ明らかになっていないが、日本国内では11月26日に詳細が発表されると同時に、予約受注が開始される。
ボディカラーは、80sミント、ノースカロライナ・ブルー、グランジデニム・ブルー、95イエローの4色が用意されており、一部のモデルではルーフとのツートンカラーを選ぶことができる。
光岡のフラッグシップモデルであるロックスターは、マツダ・ロードスターをベースにしたモデルで、クラシックスポーツカーにインスパイアされたスタイリングを採用している。
他にも、日産マーチをベースとしたヴィンテージスタイルのビュートや、トヨタ製の3.3L V6エンジンをミッドシップ搭載したオロチなど個性的なモデルを販売してきた。オロチは約400台の限定生産で、2014年に生産を終了した。