【RSも撮影】ホンダNワン新型 価格/内装/スペックは? モデルチェンジを解説 発売日は11/20

公開 : 2020.11.19 11:30  更新 : 2021.10.11 09:37

新型「ホンダN-ONE」が正式発表されました。従来型とよく似ていますが、プラットフォームは別物。内装、ADAS、パワートレインの進化を実車写真で紹介。走りの「RS」も撮影。価格も判明しました。

はじめに 2代目Nワンとは

text:Wataru Shimizudani(清水谷 渉)

11月19日、ホンダは新型「N-ONE(Nワン)」を正式発表した。20日から発売する。

Nワンは、NボックスNワゴン、そしてNバンなど、ホンダの軽自動車「Nシリーズ」の1つだ。そのスタイリングは、ホンダ乗用車の原点であり、1960年代に人気を博した軽乗用車「N360」をオマージュしたもので、2BOXのハッチバックを採用している。

新型ホンダNワンRS
新型ホンダNワンRS    上野和秀

従来型のNワンが初代で、2012年に発売された。今回のモデルは2代目にあたるが、ホンダでは「フル・モデルチェンジ」とはアナウンスせず、単に「新型」と呼んでいる。

これに関しては後述もするが、プラットフォームは一新しているものの、ボディパネルは従来型から変わっていないから。

とはいえ、ビッグマイナーチェンジと呼ぶよりは実質的にはフル・モデルチェンジであり、ホンダとしても「新型」という表現にしているのだろう。

バリエーションは従来型よりシンプル化され、オリジナル、プレミアム/プレミアム・ツアラー、そしてRSとなった。

では、新型Nワンの概要を紹介していくことにしよう。

新型Nワン 外観

新型Nワンのボディサイズは、全長3395×全幅1475×全高1545(4WDは1570)mm。ホイールベースは2520mm。

従来型のノーマル車より車高が65mm下げられてローダウン仕様と同じになったが、これは立体駐車場に入れられるサイズとしたためだろう。

新型ホンダNワン・プレミアム・ツアラー
新型ホンダNワン・プレミアム・ツアラー    上野和秀

全長と全幅は、軽自動車の規格いっぱいだから従来型と同じだ。ホイールベースも変わらない。

前述のように、ボディパネルは従来型と共用しているから、新型も基本的なスタイルは変わらない。Nワンの特徴である「丸・四角・台形」を基本のかたちとし、走る楽しさと安全性を感じられるデザインを追求している。

バンパーやフロントグリルは垂直に立てながら、バンパー下部を踏ん張り感のある造形とし、ヘッドランプは同じ丸型ながらデイタイム・ランニングランプも内蔵したフルLEDで彫りの深いデザインとなり、前進する勢いを演出している。

リアは左右のバンパーコーナーに向かって水平に広がる横長のリフレクターを配し、ワイド感を強調して、後ろからも安定性を感じられるデザインに。

リアコンビランプも台形を踏襲しながら、フルLEDでダブルリング式の視認性の高いものとなり、存在感を主張している。

記事に関わった人々

  • 上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。

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