【新型BRZ妄想ドライブ】アメリカ発レーサーのレポート 2.4Lで中回転域トルク増 動きはシャープ

公開 : 2020.11.21 05:50

スバル新型BRZがアメリカで世界初公開。アメリカで走行する模様がユーチューブなどで公開されています。現地動画を基に妄想ドライブしてみました。

ネット時代にスバルBRZの魅力拡散

text:Kenji Momota(桃田健史)

ついに情報解禁にとなった、スバル新型「BRZ」

日本時間の2020年11月18日午後23時、スバルの日本本社ウェブサイトに「BRZの世界初公開」が正式リリースされた。

スバルBRZ
スバルBRZ    スバル

と同時に、エンバーゴ(情報解禁)を待ち望んでいたアメリカ発の情報がユーチューブや各種SNSで一斉に拡散。

アメリカでは長年に渡り、ロングリードと呼ばれる自動車関連の大手数媒体向けに、新車発表の数か月前に試乗会をおこない、各誌の販売時期を考慮したエンバーゴが設定された。

それが近年になり、情報の伝達方法が紙媒体からネット媒体へ移行し、さらに各媒体の公式SNSや担当記者の個人SNSなどで、エンバーゴに合わせて情報が一気に拡散するように変わってきた。

今回の新型BRZでは、情報解禁は動画を中心に2つの方法で実施した。

1つは、プロドライバーによるサーキット走行のインプレッション。アメリカ国内でおこなわれている、クローズドエリアを主体とするダート競技、ラリークロスにスバルワークスチームから参戦している、スコット・スピードよる、感性溢れるインカーレポート。

もう1つは、ネット媒体を主体に事前開催した、サーキットでの同乗走行の模様だ。

こうしたアメリカ発の情報を基に、日本人感覚で、新型BRZの妄想ドライブを楽しんでみよう。

スバルBRZ、中回転域が使いやすい

では、スコット・スピード自身のインプレをベースに、妄想する。

走行している場所は、カリフォルニア州サンフランシスコをフリーウエイ5号線を北上し、州都サクラメントを超えてさらに北へ150kmほどいった、サンダーヒルズ・レースウエイパーク。

スバルBRZ
スバルBRZ    スバル

周囲に国立公園がある谷の部分で、小さな丘陵となっている。アンジュレーション(地形のうねり)がある、1周2マイル(約3.6km)と1周3マイル(約4.8km)のコースが多彩にレイアウト可能だ。米西海岸のローカルレースのメッカとして知られる。

さて、スバルが用意したクルマは、スバルブルーが目に眩しい左ハンドル車。

2022年モデルと呼んでいるが、これはアメリカの自動車業界では新車は毎年夏前にイヤーモデルとして発売されるため、2022年モデルとは2021年夏前発売車を意味する。

車体にカモフラージュは一切なく、いわゆる量産試作として、アメリカでは「ディーラーナンバー」と呼ばれる仮カンバーを付けた公道用の最終テスト車両であろう。

スコット・スピードはすでに初代BRZで走り込んでおり、そして新型BRZに乗り換えたという設定である。

では、あなたもわたしも、スコット・スピードになったつもりで全開走行を楽しもう。

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