【日本導入は2021年第2四半期】新型ベンテイガ・スピード 販売価格発表 3261万5000円
公開 : 2020.12.02 06:45
ベントレーモーターズジャパンは2020年11月25日、新型ベンテイガ・スピードの日本での販売価格を3261万5000円に設定したと発表しました。
もくじ
ー究極のベンテイガ
ー6.0L W12エンジンは635psを発揮
ードライビングモードは4種類
ー大胆なエクステリア、実力しめす
ースピード専用のインテリア
ー最先端の装備で扱いやすさも
ースポーティーな特別仕様
究極のベンテイガ
ベントレーモーターズジャパンは、2020年11月25日、新型ベンテイガ・スピードの日本での販売価格を3261万5000円と発表した。
2020年8月にグローバルで発表されたベンテイガシリーズの最高峰に君臨するベンテイガ・スピードには、クルー本社でハンドビルドされるベンテイガ・スピードにはW12エンジンが搭載され、マリナードライビングスペシフィケーションをはじめ、豪華装備の多くが標準装備される。
「スピード」というネーミングは2007年のコンチネンタルGTで初めて登場した。「ベンテイガ・スピードには、歴代の『スピード』モデルの伝統と先代ベンテイガ・スピードの圧倒的性能が受け継がれている」という。2018年、過酷なレースとして知られるパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムに参戦した先代モデルは、量産SUVの新記録を樹立し、その性能を証明した。
新型ベンテイガのデザイン一新に伴い、新型ベンテイガ・スピードにも同様のデザインを採用し、全ラインアップにおけるベントレーのデザインDNAの統一を図った。また、ベントレー最新の車載テクノロジーを搭載し、キャビンの快適性も向上するなど、外見だけでなく中身も大幅に進化させた。
6.0L W12エンジンは635psを発揮
新型ベンテイガ・スピードは、6.0L W12ツインターボチャージャーが最高出力635PSを発揮。
最大トルクは91.8kg-m、1500rpmから5000rpmにかけて発生する分厚いトルクが、「エフォートレスな加速」を可能にする。このW12エンジンは熟練の職人により手組みされ、エンジンの製作だけで、1台のベンテイガ・スピードの完成に必要な総作業時間の約10分の1が費やされる。
最高速度は306km/hにアップし、0-100km/h加速は3.9秒を実現。また、複雑なレイアウトのW12で気筒休止を効果的に行うため、エンジンコントロールユニットが状況に応じて片側バンクの6気筒すべてを停止させる。
さらに、吸排気センサーからのデータに基づいてA/Bバンクを切り替えることにより、シリンダーと触媒コンバーターの温度低下を最小限に抑え、排出ガスの一時的な増加を回避することで、二酸化炭素排出量の低減だけでなく、アクセル半開での巡航時における燃費向上にもつながる。
ドライビングモードは4種類
5速から8速の間で走行中、例えば高速道を一定速度で走行中などのときにドライバーがアクセルペダルを戻すと、トルクコンバーターが開放されてエンジンがアイドリング状態となり、惰性で走行できる。アクセルペダルを再び踏み込むか、下り坂で速度が上昇した場合は、トランスミッションが再び接続される。
これらの性能を効率的に引き出すべくベンテイガ・スピードにはオンロード向けに4種類のドライブダイナミクスモードが用意される。
「コンフォート」モードは乗り心地を重視、「スポーツ」モードは走りを重視、クルー本社のベントレー・シャシー・チームが推奨する「ベントレー」モードは乗り心地と走りのバランスが売り。もう一つは、運転手が好みの設定にできる「カスタム」モードとなる。
「スポーツ」モードは、新型ベンテイガ・スピード専用にチューニングされ、W12エンジンと8速オートマチックトランスミッションのレスポンスだけでなく、エアサスペンションシステムとベントレー・ダイナミック・ライドのレスポンスも向上させた。
またベントレー・ダイナミック・ライドは世界初となる電動式アクティブ・ロール・コントロール技術であり、コーナリング時のロールを即座に抑え込み、タイヤの接地性を最大限に高め、キャビン安定性と快適な乗り心地、優れた操縦性を実現する。
ベントレーのトルク・ベクタリング・バイ・ブレーキもチューニングが見直された。コーナー入口で内側後輪に軽くブレーキをかけることでフロントアクスルのターン・インがよりシャープになる。
さらに、ベンテイガ・スピードにオプション装備されるカーボンセラミックブレーキは、ベントレー最大で制動力が611.8kg-m、耐熱温度が1000°C。鉄製ブレーキと比べて20kg以上も軽量。