【レース仕様のサーキット専用マシン】新型フェラーリ488 GTモディフィカータ クラブ会員限定モデル
公開 : 2020.11.27 10:50
新型フェラーリ488 GTモディフィカータが発表されました。フェラーリのクラブイベントに参加した人にのみ販売される超限定モデルです。488をベースに、GT3やGTEの技術を搭載したレース仕様となっています。
FIAの規制に縛られないパフォーマンス
フェラーリは、GT3とGTEのレーシングマシンをベースにした限定モデル、488 GTモディフィカータを発表した。
「サーキットおよびフェラーリ・クラブ・コンペティツィオーニGTイベント専用」とされており、当初はフェラーリ・クラブのイベントに参加したことのあるドライバーのみに販売される予定だ。
現段階では価格は明らかにされていない。
レーシングマシンの技術とシステムを採用しているというモディフィカータは、「FIAの規制に縛られない」パワートレインを特徴としている。
3.9L V8ツインターボのパワーは700psまで向上し、カーボン製クラッチとギア比を変更することで、さらなるパフォーマンスを実現した。
クラブイベント向けの限定仕様
重量は公表されていないが、カーボンボディにアルミ製のルーフを採用していることはわかっている。
時速230kmでのダウンフォースは1000kgと記載されており、標準の488を大きく上回る数値となっている。空力特性の「全面的な刷新」により、空気抵抗の増加や高速性能の低下を招くことなく、高いダウンフォースを発生させるという。
サスペンションは488 GTEのものを採用。ブレーキはブレンボと共同開発したもので、488 GT3 EvoのABSシステムを搭載している。
インテリアは一般的なレーシングモデルと同様に簡素化されているが、リアビューカメラ、助手席、タイヤ空気圧モニタリングシステム、V-Box/ボッシュのラップタイム計測器などが装備されている。
カスタマイズオプションも「豊富」に用意されている。
このニューモデルは、フェラーリのクラブ・コンペティションGTトラックイベントへの参加が認められている。2021年は世界中で5つのイベントが開催される予定だ。