【英国の伝統に触れる】ベントレー、全車種にツイード内装オプション設定 スコットランド生産

公開 : 2020.12.04 05:25

ベントレーは、2020年12月3日、全ラインナップにスコットランドで生産されたツイードを使用したツイード・インテリアをオプション設定すると発表しました。

4種類のツイードオプション

ベントレーのビスポーク・コミッショニング部門であるベントレー・マリナーは、フライングスパー、コンチネンタルGT、ベンテイガにツイードのドアトリムオプション設定した。

ほぼ無制限のカスタマイズ・オプションを掲載しているマリナー・パーソナル・コミッショニングガイドに、新たに4つの現代的なツイードパターンが追加される。

ベントレー・コンチネンタルGT
ベントレー・コンチネンタルGT    ベントレー

本物の英国の伝統に愛着を持つ人や、持続可能な素材利用に熱心な人のためである。

全ラインナップのオプションにツイードを導入したことで、インテリアをさらにカスタマイズすることが可能となる。ドアに手触りの良い毛織物を配置することで、「車内のエネルギーを堅牢でありながらも落ち着いた環境に変貌させる」と表現する。

まずは、インテリアのデザインを引き立て、キャビン全体に使用されているレザーハイドの多くと自然に調和するよう厳選された4種類のツイードが用意される。

緑豊かな田園地帯をイメージした「チェルトナム」はより伝統的ツイードの選択肢として提供される。アウター・ヘブリディーズの荒々しい海岸にちなんで名付けられた「グレンプレイド・トルスタビーチ」はチェック柄でインテリアを印象づける。

「チャコールヘリンボーン」と「サンドヘリンボーン」のツイードは、2ドア、および4ドアのグランドツアラーのダークインテリアとライトインテリアを引き立てる。

スコットランド産の素材、環境への配慮も

「ツイードをパーソナライゼーション・オプションのリストに加えることは、ベントレーが目指す、高級車の生産にサステイナブルな素材をより多く使用することに繋がる」という。

これは、ベントレーが発表した「ビヨンド100戦略」に沿ったものであり、ベントレーの創立100周年を迎えた、2019年には、多くの持続可能な素材を使用したオール・エレクトリックのコンセプトカーのEXP 100を発表し、サステイナビリティの重要性を示した。このコンセプトカーには銅を浸透させた5000年前のリバーウッド、伝統的なウールのカーペット、ワイン製造時の副産物から作られたレザー風テキスタイルなど、持続可能な材料が数多く使用された。

ベントレー・ツイード・インテリア
ベントレー・ツイード・インテリア    ベントレー

ベントレーは、「現行モデルから次世代モデルに至るまで、持続可能な材料のみを使用し続ける」という。ベントレーのグランドツアラーに使用しているツイードは、世界的に有名なラバットミルから調達する。

ラバットミルは、地元の自然環境に悪影響を及ぼすことのないドライな生産施設を運営し、現場ではアゾ染料などの危険な工業薬品を使用せず、環境に配慮した汎用性の高いレピア織機で織られている。さらに、地元の電力は90%が再生可能エネルギーからのもので、CO2排出量も最小限に抑える。

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