【英国製オープンスポーツ復活】ACコブラ・シリーズ4 欧州発表 102kg-mの極太トルク
公開 : 2020.12.07 19:25
英国のスポーツカーブランド、ACカーズは新型コブラ・シリーズ4を発表しました。625psを発揮する電動パワートレインを搭載し、航続距離は320kmを実現。シボレー製の6.2L V8エンジンも用意されています。
見た目はそのまま、中身は現代仕様
復活を遂げた英国のスポーツカーブランド、ACカーズは、新たにコブラの電動モデルを発表した。
新型ACコブラ・シリーズ4は、シリーズ1エレクトリックと同様に、V8エンジンの代わりにゼロ・エミッションの電動パワートレインを採用したが、パワーは大幅にアップしている。
技術面での詳細は不明だが、625psと102kg-mのトルクを発揮し、0-97km/h加速は約3.8秒とされている。
航続距離320kmを実現する54kWhのバッテリーを搭載しているが、重量は1190kgと、V8エンジンを搭載した初代ACコブラ427からの重量増は40kgに抑えている。
ACブランドの復活を主導してきたアラン・ルビンスキーは次のように述べている。
「余分な重量を抑えることで、ドライバーにプラスのメリットをもたらします。エネルギー消費量が減って航続距離が伸びるだけでなく、ACが長年にわたって提供してきたスピードと加速の高い基準を満たすことができるようになります」
シリーズ1から大幅に性能が向上したことで、価格も16万8000ポンド(2339万円)と、約3万ポンド(417万円)アップした。
現在、ACカーズのウェブサイトで予約が始まっており、納車は2021年夏に開始される予定だ。
シリーズ4のスタイリングは、1962年に発売された初代コブラと見分けがつかない。
電動パワートレインに加えて、フォード製の2.3Lエコブーストエンジンと588psのシボレー製6.2L V8エンジンも設定されている。
初代と同様にラダーフレームを採用しているが、サーボ・アシスト・ブレーキ、リミテッド・スリップ・ディファレンシャル、マルチリンク式サスペンションなど現代的なコンポーネントを装備している。