【クラストップの質感】新型日産キャシュカイ インテリアを一部公開 上級装備を多数採用
公開 : 2020.12.10 06:05
日産は、3代目となる新型キャシュカイのインテリアの画像を公開しました。コンパクトなクロスオーバーでありながら、高品質の素材や上級装備を多数採用。パワートレインも刷新し、高い乗り心地を実現しているといいます。
居住性と快適性を大幅に向上
日産は、2021年初頭にデビュー予定の新型キャシュカイのインテリアを一部公開した。3代目となる新型では「クラスをリードするオンボード・エクスペリエンス」を提供するとされている。
欧州において小型SUVのベストセラーの座をフォルクスワーゲン・ティグアンと争う日産キャシュカイは、サイズは大型化しながらも、コンパクトなスタイルを維持しているという。
製品開発担当のニコラス・チャンはAUTOCARに対し次のように語っている。
「欧州では、ボディサイズは絶対的に重要であり、キャシュカイは現在、最高のパッケージの1つとなっています」
先代モデルよりも全長が35mm、全幅が32mm、全高が25mm拡大されたほか、ホイールベースも20mm延長されている。その結果、室内の居住性が大幅に改善され、乗客の乗降性も向上したとされている。
新しいプラットフォームの採用によりトランクの床下スペースが増え、ラゲッジ容量は500L以上を確保。バンパーの下で足をスライドすることで開けられる電動テールゲートも初めて採用された。
高級車のようなインテリア
センターコンソールのデザインを一新し、収納スペースの追加や、人間工学に基づいたシートなどを採用。また、キャップレスのフューエルリッドカバーを採用し、外から開けることができるようになった。
スペース効率の高い「シフト・バイ・ワイヤ」のシフトノブでは、従来のレバーの物理的な動作を再現しているという。
車載システムも新しくなり、9.0インチの高解像度タッチスクリーンが採用された。Apple CarPlayのワイヤレス接続のほか、コネクテッドサービスやアプリベースのサービスなど「市場で出回っているあらゆる要素」を提供すると日産は述べている。
これに加えて、上位モデルには12.3インチの大型ディスプレイや、同セグメントで最大とされる10.8インチのヘッドアップ・ディスプレイを装備。15Wのワイヤレス充電器、USB-AおよびUSB-Cポート、BOSEのオーディオパッケージが搭載される。
レベル2の半自動運転技術を含む日産の運転支援システム「プロパイロット」は、中間モデル以上に標準装備される。
コンパクトSUVでありながら、マッサージシート、アンビエントライト、触り心地を重視した高品質の内装材など、上級装備が多数導入されている点も特徴的だ。最上位モデルには、25日かけて生産するナッパレザーを採用し、3Dダイヤモンド・キルティングの刺繍を施している。