【7年ぶりの日本人F1ドライバー誕生】角田裕毅選手 2021年シーズンにアルファタウリからF1参戦

公開 : 2020.12.17 14:42

角田裕毅選手が、F1の2021年シーズンに、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ のレギュラードライバーとして参戦することが決定しました。

7年ぶりの日本人ドライバーの誕生

ホンダのドライバー育成プログラム出身の角田裕毅(つのだゆうき)選手が、2021年のFIAフォーミュラ・ワン世界選手権(以下、F1)に、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ(以下、アルファタウリ)のレギュラードライバーとして参戦することが決定した。来シーズンは、ホンダのハイブリッドパワーユニットを搭載したマシンとともに、世界最高峰の舞台に挑むことになる。

角田裕毅選手は、レッドブルのドライバー育成プログラムであるレッドブル・ジュニアチームにも所属し、今年からF1の下位カテゴリーであるFIAフォーミュラ・ツー・チャンピオンシップ(以下、F2)にカーリンから参戦。

角田裕毅選手
角田裕毅選手

ルーキーイヤーにもかかわらず今年は3勝を挙げ、表彰台登壇計7回およびポールポジション4回を獲得。シーズンランキング3位となり、F1ドライバーとなるために必要なスーパーライセンスの獲得要件を満たした。

日本人がF1にレギュラードライバーとして出場するのは、2014年シーズンまで参戦していた小林可夢偉選手以来7年ぶり、ホンダのドライバー育成プログラム出身者としては2002から2008年まで参戦していた佐藤琢磨選手以来13年ぶり。

角田裕毅選手のコメント

「レースの世界で戦う多くのドライバーと同じように、F1ドライバーになることは、小さな頃からの夢だった。来年からF1の舞台でレースができることを本当にうれしく思っている」

「このような機会を与えてくれたアルファタウリ、レッドブル、ヘルムート・マルコ博士、それに僕のキャリアを長年にわたりサポートし、欧州で戦うチャンスをくれたホンダにとても感謝している」

角田裕毅選手
角田裕毅選手

「今年F2を一緒に戦い、多くのことを教えてくれたカーリンをはじめ、これまでのキャリアで所属してきたすべてのチーム・関係者にも感謝する。来年F1でレースをすることは、日本で応援してくれるファンの皆さんの夢を背負って戦うことでもあると思っている。皆さんと一緒にさらなる夢を叶えられるよう、これからも全力で戦っていく」

アルファタウリ・チーム代表 フランツ・トストのコメント

「レッドブルはここ数年、角田選手のパフォーマンスを注視してきた。今年のF2でのパフォーマンスからも、レースでのアグレッシブな姿勢と技術的な部分に対する理解の深さを見て取ることができ、彼が間違いなくチームにとって大きな力になることを確信している」

「11月にイモラ・サーキットで2018年型のマシンをドライブした際には、コンスタントにペースを刻みながらもセッションを重ねるごとに進歩を見せ、我々のエンジニアに対してもマシンについていいフィードバックを返していた」

スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ
スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ

「当然、ホンダのエンジニアとのパワーユニットに関するコミュニケーションを取る際にも全く問題はない。そのことはチームにとっても大きなアドバンテージになる。今週のアブダビでのテストでも、彼の習熟の早さを見て取ることができた。彼がF1ドライバーになる準備はできている」

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