【911とも似ている?】ミニ 次世代モデルは「最大の変化」 2023年登場
公開 : 2020.12.21 18:05
2023年に登場するミニの新型3ドアハッチバックは、過去最大級のモデルチェンジとなる。ミニ・ブランドのトップは次世代モデルについてそう語っています。同時に、親しみやすさなどミニの特徴は残すといいます。
ミニの哲学に忠実な3ドアハッチ
ミニ・ブランドのトップであるベルント・ケルバーは、次世代モデルはBMWが2001年に3ドアハッチを復活させて以来、最大のモデルチェンジを行うことになるだろうと語った。
BMWが所有するミニの第4世代は2023年に登場する予定で、新型のカントリーマンと新型SUVが含まれるという。ボディサイズを縮小し、ガソリン車と完全EVの2種類が用意される。
SUVが増えていことになるが、ハッチバックはミニの中核として「オリジナルの哲学に忠実」であり続けるという。ケルバーは、ミニのハッチに対するアプローチは「アイコンに手を出さない」ことであり、ポルシェのフラッグシップモデルに対する扱いと同じであると語った。
「911はポルシェの象徴であるからこそ、時間をかけて慎重に開発されなければなりません。それはわたし達も同じで、ある時点でポルシェが新たな一歩を踏み出さなければならなかったという点でも似ています」
「重要なのは、ポートフォリオ全体がミニのDNAを持つ必要があるということです。60年以上の時を経て、ミニは大胆な一歩を踏み出す必要がありますが、同時にその中核である3ドアハッチに忠実でなければなりません」
「2023年に登場するのは、過去20年で最大のステップを踏み出し、明らかに進化していますが、紛れもなく『ミニ』になるでしょう」
ミニのデザインチーフであるオリバー・ハイルマーは、ブランドの伝統を守ることと、それを再発明する必要性について、「常にバランスを意識している」と語った。
また、先日発表されたコンセプトモデル、ビジョン・アーバノートの市販モデルなど、将来のモデルがミニを新たな方向へと推し進める可能性を示唆しながらも、ミニは3ドアハッチに対してより慎重なアプローチを取っていると述べている。
「ミニの次世代モデルでは、1つのステップで、多くを変えすぎないように注意する必要があります。それは、デザインの特徴だけでなく、プロポーション、コンパクトなフィーリング、親しみやすい性格などです」