【機関銃付き】アストン マーティンDB5ボンドカー 納車開始 回転式ナンバープレートも
公開 : 2020.12.23 18:45 更新 : 2021.05.07 18:52
映画「007」に登場するアストン マーティンDB5を再現した限定モデルの納車が開始されました。機関銃や防弾シールド、煙幕装置を搭載するなど劇中のボンドカーを正確に再現。4500時間かけて手作業で製作されます。
実車でデモンストレーション
映画「007 ゴールドフィンガー」の中で活躍するガジェットを完全に再現した、アストン マーティンDB5ゴールドフィンガー・コンティニュエーションの納車が開始された。
生産予定の25台のうち、5台が公開されている。330万ポンド(4億6000万円)をかけて製作されたこのクルマは、劇中でジェームズ・ボンドが運転したDB5の正確なレプリカだ。
オリジナルのボディパネルと294psの4.0L 直列6気筒エンジン、5速トランスミッションを採用。4500時間以上をかけて、ニューポート・パグネル工場で手作業により組み立てられる。
25台はすでに完成、完売しており、欧州、米国、中東へ納車される。アストン マーティンは、5人の購入者から写真撮影のためにクルマを使用する許可を得た。これだけの数のDB5が1か所で撮影されるのは、おそらく今回が最初で最後となるだろう。
撮影では、映画007シリーズで特殊効果を担当したクリス・コーボールの協力を得て、DB5に搭載されている各装置のデモンストレーションが行われた。
映画に登場する車両番号を記載した回転式ナンバープレート、防弾シールド、ヘッドライト・マシンガン、オイル散布システム、煙幕発生装置などが再現されている。
車内には、開閉装置付きのアームレストやセンターコンソール、レーダー追跡装置、ドア内蔵の電話機などが装備されている。安全性を考慮して脱出装置は搭載できなかったが、ルーフパネルを取り外すことはできる。
こうしたガジェットを搭載しているため、DB5ゴールドフィンガー・コンティニュエーションは道路交通法に適合していない。私有地でのみ走らせることができるボンドカーである。