【新フラッグシップ 日本へ】最高級キャンピングトレーラー、エアストリーム 2021年の動きは?

公開 : 2020.12.23 06:15  更新 : 2021.10.11 11:28

エアストリームの最新情報を入手。2021年は、日本向けの新たなフラッグシップが海を渡って上陸します。最高級キャンピングトレーラーの世界に、一歩踏み出してみましょう。

家庭をもっても、孫ができても

text&photo:Hidenori Takakuwa (高桑秀典)、AUTOCAR編集部

神奈川県相模原市で今月開催された「お台場キャンピングカーフェア2020 in 相模原」に、最高級キャンピングトレーラーのエアストリームが登場した。

参考出品として、2018年モデルの「インターナショナル・シグネチャ23F-FB」を披露していた。

インターナショナル・シグネチャ23F-FB(参考出典:全長×全幅×全高=7240×2490×2970mm)
インターナショナル・シグネチャ23F-FB(参考出典:全長×全幅×全高=7240×2490×2970mm)

ワーリー・バイアムによって1931年に生み出されたエアストリームは、アメリカン・キャンピングトレーラーの最高峰として広く知られている。

オールアルミ製ボディの修理/メンテナンス性のよさと、内装のリフォームが可能というサステナビリティから“一生モノ以上”として認知されており、まさに誰もが憧れるステータスカーである。

キャンピングカー界のロールス・ロイスと称され、往時にエアストリームを購入したユーザーが、自分の子どもとともに、それから年月を重ね孫とともにアウトドア・ライフを楽しむというエピソードからも、圧倒的な耐久性を窺い知ることができるだろう。

23フィートを選ぶメリットとは

今回、参考出展車として会場に持ち込まれた「インターナショナル」は、エアストリームの伝統はそのままに先進的な美しさを備えたデザイントレーラー。

なめらかな流線を描く洗練されたエクステリア、高級感に溢れ、使いやすいインテリア、そして、快適かつモダンな装備の数々に定評がある。しっとりとした自然の中にいるような雰囲気を味わえる点も魅力だといえよう。

インターナショナル・シグネチャ23F-FBは、けん引免許が必要なキャンピングトレーラー。就寝定員は4名となっている。
インターナショナル・シグネチャ23F-FBは、けん引免許が必要なキャンピングトレーラー。就寝定員は4名となっている。

モデルバリエーションが豊富なエアストリームは、全長5mに満たないベースキャンプ、バンビ、キャラベル/16フィートから、米国内で最上位となるクラシックの33フィートまでが揃うが、国土の狭い日本で使う場合に現実的なのは25フィート・クラス。

どうやら今後はヘッド車のレパートリーが広がる23フィートが定番(エアストリームジャパンの主力商品)となりそうである。

なお、これは25フィートと23フィートを比較した場合の話だが、25フィートはバスルームが車体の真ん中にあり、誰かが使用しているときに車内の移動に気を使うが、23フィートはボディの後端に位置し、なおかつ別室になっているので使い勝手のよさはある。

グローブトロッター 日本導入へ

2021年早々には、日本向けの2021年モデルが複数入ってくるという。

ツインベッドにできる23フィートのグローブトロッター(Globetrotter:日本でナンバー取得が可能な最上位モデル)が新規導入されるそうだ。

2021年には、日本向けの新たなフラッグシップとして、グローブトロッター(Globetrotter)の導入が予定されている。
2021年には、日本向けの新たなフラッグシップとして、グローブトロッター(Globetrotter)の導入が予定されている。

これまでは選ぶことができなかったこうしたモデルが気になる方は最新情報、SNS、エアストリームジャパン アドベンチャーアドバイザーの田中清貴さんも登場している動画を随時チェックするといいだろう。

記事に関わった人々

  • 高桑秀典

    Hidenori Takakuwa

    1971年生まれ。デジタルカメラの性能が著しく向上したことにより、自ら写真まで撮影するようになったが、本業はフリーランスのライター兼エディター。ミニチュアカーと旧車に深い愛情を注いでおり、1974年式アルファ・ロメオGT1600ジュニアを1998年から愛用中(ボディカラーは水色)。2児の父。往年の日産車も大好きなので、長男の名は「国光」

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