【癒し系】ダイハツ・ハイゼット・ジャンボ・キャンパーVer. 東京オートサロン2021向けカスタマイズカー 詳細

公開 : 2021.01.15 11:45  更新 : 2021.10.19 19:44

ハイゼット・ジャンボ・キャンパーVer.は、ダイハツが東京オートサロン2021に向け制作したカスタマイズカーです。実車に対面する機会を得ました。詳細を紹介します。

癒し系キャンパーVer.

text:Kouichi Kobuna(小鮒康一)
photo:Hiroyuki Kondo(近藤浩之)
editor:Taro Ueno(上野太朗)

昨年11月に初代の登場から60周年を迎えたダイハツの商用車、ハイゼット・シリーズ。そんなハイゼットをベースとしてダイハツ自ら超弩級のカスタマイズを施したのが、「ハイゼット・ジャンボ・スポルツァVer.」と「ハイゼット・ジャンボ・キャンパーVer.」の2台だ。

過激なカスタマイズが施されたスポルツァVer.に対し、2代目ハイゼットキャブのイメージを現代風に落とし込んだフロントマスクを持つ「ハイゼット・ジャンボ・キャンパーVer.」はどこか癒し系な雰囲気を持った仕上がり。

ダイハツ・ハイゼット・ジャンボ・キャンパーVer.
ダイハツ・ハイゼット・ジャンボ・キャンパーVer.    近藤浩之

ただレトロ感だけを追求するのではなく、LEDの灯火類などを用いることで新しさをも感じさせるエクステリアは、2トーンカラーも特徴的。

実はこの色、上の部分はエッセの「コットン・アイボリー」、下の部分はタントの「アイス・グリーン」で、ダイハツ純正色の組み合わせとなっている。

荷台部分には配送のトラックの幌から着想を得たタープテントが備わっており、表面のシボを変えることでカモフラージュ柄となっている。

さらにテントの上にもキャリアが装着されているが、これはより多くの荷物を載せるためというよりは、荷台をテントとして使う時に荷台に入っていた荷物を上に移動させることで、防犯効果を高めるという意味合いが強いとのこと。たしかに荷物を地面に置くよりは数段安全だし、汚れるリスクも少なくなる。

引き抜ける! 不思議な形状のデッキ

室内に目を移すと、3代目ハイゼットをオマージュした赤いビニールレザーのシート表皮が目に留まるが、注目は2DINオーディオスペースに収まった不思議な形状のデッキだ。

実はこれ、「ジョイン・ワーク・ステーション・コンセプト」という試作品で、車載状態ではカーオーディオとして(USB&ブルートゥース接続)、引き抜けば車外でスピーカーやモバイルバッテリーとして活用できるというものとなっており、キャンピングカーにピッタリのアイテムとなっている。

2DINオーディオスペースに収まった不思議な形状のデッキ。
2DINオーディオスペースに収まった不思議な形状のデッキ。    近藤浩之

こちらのハイゼットも現段階ではコンセプトモデルの域を出ないが、もしかしたら何かしらの形で製品化されるものもあるかもしれないので、期待して待ちたいところだ。

記事に関わった人々

  • 小鮒康一

    Koichi Kobuna

    1979年生まれ。幼少のころに再放送されていた「西部警察」によってクルマに目覚めるも、学生時代はクルマと無縁の生活を送る。免許取得後にその想いが再燃し、気づけば旧車からEV、軽自動車まで幅広い車種を所有することに。どちらかというとヘンテコなクルマを愛し、最近では格安車を拾ってきてはそれなりに仕上げることに歓びを見出した、尿酸値高い系男子。
  • 近藤浩之

    Hiroyuki Kondo

    某自動車雑誌を経てフリーに。2013年に(株)スカイピクチャー設立(とはいっても1人で活動)。仕事は写真/動画の撮影編集、たまに作文。対象はクルマを始め、建築/フード/人物など幅広いが、要は何でも屋の便利屋。苦手なことは、自分のプロフィールを自分で書くこと(要はこの文章)

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事