【RAV4サイズ!】キャデラックの新型SUV「XT4」日本発売 価格/サイズ/内装/スペックを解説

公開 : 2021.01.16 17:45  更新 : 2021.12.17 10:32

「キャデラックXT4」という新型SUVが日本発売。このブランドとしてはコンパクトで、トヨタRAV4と同等サイズ。新たなユーザーを引きつけることが期待されます。価格/サイズを解説。

はじめに キャデラックXT4とは

text:Wataru Shimizudani(清水谷 渉)

1月16日。ゼネラルモーターズ(以下、GM)日本法人は、キャデラック初のコンパクトSUV「キャデラックXT4」の販売を開始した。

アメリカを代表するプレミアム・ブランドのキャデラックは、当然のように20世紀末までは大型セダンやクーペしか生産していなかった。

キャデラックXT4スポーツ
キャデラックXT4スポーツ    上野和秀

それがポスト・セダンのSUVブームが高級車にも波及してきたことから、1999年に初のフルサイズ・ラグジュアリーSUV「エスカレード」を発売。初代こそ振るわなかったが2002年に発表された2代目からは人気を集め、現行型は2020年に発表された5代目となる。

2003年にはミドルクラスのクロスオーバーSUV「SRX」を発表。2017年に発表された3代目にあたるモデルからは、キャデラックのネーミング体系の変更により「XT5」となったが、現在も世界的なベストセラーとなっている。

2018年には、ここで紹介するコンパクトSUVの「XT4」を北米で発表。そして2019年にはエスカレードとXT5の中間に位置する6人乗りクロスオーバーSUV「XT6」を公開し、SUVラインナップが完成した。

日本市場にはXT4よりもXT6が先に導入され、2020年初頭から販売されている。

そして今回、待望のXT4も日本導入が開始されることで、日本市場でもキャデラックのSUVラインナップが勢揃いすることになった。

では、キャデラック初のコンパクトSUV、「XT4」の概要を紹介していこう。

キャデラックXT4 外観

キャデラックXT4のボディサイズは、全長4605×全幅1875×全高1625mm、ホイールベースは2775mm。「コンパクト」とキャデラックは謳っているが、それはアメリカ市場での話。日本市場では、ミドルクラスにあたるだろう。

それでも、トヨタRAV4が全長4600×全幅1855×全高1685mm、ホイールベースが2690mmだから、ほぼ同じくらいのサイズだ。都会の街中でも、持てあますようなサイズではない。

キャデラックXT4スポーツ
キャデラックXT4スポーツ    上野和秀

そのデザインは、社内の若手デザイナーが指揮を執った意匠を凝らしたスタイリングでありながら、最新のキャデラックに共通するDNAを感じさせる。

力強い存在感と安定感によって顧客を引き付けるパワーに満ちている。

空力特性に優れたシャープで彫刻的なボディラインと光の反射が美しいデザインなど、どのアングルからも大胆でスポーティ。

前後のライトには最先端のLEDテクノロジーを採用し、フロントにはロー/ハイビーム、デイタイムランニングライト用のLED式ライトブレードを装備。キャデラック独特のL字型ライトが、XT4のワイドなボディと存在感あふれるルックスを強調している。

記事に関わった人々

  • 編集

    徳永徹

    Tetsu Tokunaga

    1975年生まれ。2013年にCLASSIC & SPORTS CAR日本版創刊号の製作に関わったあと、AUTOCAR JAPAN編集部に加わる。クルマ遊びは、新車購入よりも、格安中古車を手に入れ、パテ盛り、コンパウンド磨きで仕上げるのがモットー。ただし不器用。

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