【加速力ポルシェ並み】独アプト、高性能SUV発表 ベースはクプラ・フォーメンター
公開 : 2021.01.22 18:05
アプトはクプラ・フォーメンターをベースとした高性能SUVを発表。チューニングにより高い加速力を誇ります。
高性能モデルをさらに強化
ドイツのチューニングメーカーであるアプト・スポーツラインは、新型クプラ・フォーメンターに大幅な改造を施したモデルを発表した。パワーを310psから370psに引き上げたほか、スポーティーなスタイリングへ仕上げている。
フォルクスワーゲン・グループ傘下のクプラは、ハイパフォーマンスモデルを専門とするスペインの会社だ。現行モデルのフォーメンターは、昨年9月から生産されている。
アプトは、昨年発表したアウディQ5 55 TFSIeやRS4のチューニングカーと同様に、フォーメンターのエンジン・コントロール・ユニット(ECU)を大幅に改良。2.0Lガソリンターボエンジンから60psと5.1kg-mの追加出力を引き出した。
その結果、0-100km/h加速を従来の4.9秒から4.6秒に短縮。これはポルシェ718ボクスターGTSとほぼ同等の加速力である。
アプトによると、3月末までにマットブラックのチップを備えた専用クワッド・エグゾーストシステムがリリースされる予定で、「加速をよりエモーショナルに、より音響的に強化する」という。
フォーメンターのアクティブ・サスペンション用に新しいスプリングが用意され、車高を最大35mm下げてアグレッシブなスタンスを実現している。
アップグレードの価格はまだ公表されていないが、パワーブーストだけでもフォーメンターの車両価格に約500ポンド(70万円)が上乗せされると思われる。
電動SUVレースに協同参戦
アプトとクプラは、今年後半に開催されるワンメイクの電動SUVレース、エクストリームEの開幕に向けて協同チームを結成した。
レースでは、WRXのチャンピオン、マティアス・エクストロームが543psの電動オフロードレーサーのハンドルを握る予定だ。
この協力関係を踏まえて、アブトは次のように述べている。
「言うまでもなく、わたし達は以前にクプラ・アテカで行ったように、新型フォーメンターにも最適化を施しています」
アプトはまた、2019年に先代セアト・レオン・クプラR向けにパワーブーストを展開しており、新型クプラ・レオンにもアップグレード・パッケージの発売が期待される。