【英ロータス大変革】主力エリーゼ/エキシージ/エヴォーラ生産終了 タイプ131生産へ
公開 : 2021.01.25 19:05
ロータスは、エリーゼ/エキシージ/エヴォーラの生産を終了し、タイプ131の生産を開始すると発表しました。
タイプ131生産開始へ
ロータスは、2021年1月25日、新スポーツカーのタイプ131プロトタイプの生産を英国へセルの工場にて2021年にスタートすると発表した。
新しい生産設備への投資はロータスの「ビジョン80ビジネスプラン」の一部であり、2つのロータス・サブアッセンブリ施設を統合、効率性を考慮し、ノリッジ市の中央オペレーションに移転することにより、生産台数の増加をサポートすることを見込む。
また、ロータス本社のあるへセル施設への1億ポンド(140億円)以上の投資に伴い、ロータスは約250人の新しい従業員の採用を予定しているという。
株主のジーリー(吉利)と エティカがロータス所有権を取得した2017年9月以降にロータスに加わった670人に追加となる。
新しい雇用は、ロータスとエンジニアリング・コンサルタント部門であるロータス・エンジニアリング、両方におけるエンジニアリングと製造における役割を担い、ロータス・エンジニアリングは2021年後半に英国ウォーリック地方にアドバンスト・テクノロジー・センターを開設する。
エリーゼ/エキシージ/エヴォーラは生産終了
今回の発表によれば、タイプ131の生産が開始される一方で、エリーゼ/エキシージ/エヴォーラの3モデルは生産終了となりその歴史に幕を閉じる。
これら3モデルは長年にわたりロータスのビジネスに大きく貢献し、最終モデル生産終了時には、合計で約5万5000台が生産されたことになるという。
エリーゼは1995年に発表され、押し出し接着結合されたアルミニウム、ハイテク・コンポジット、軽量化ノウハウの使用により、少量販売のスポーツカー業界をリードした。
このエリーゼで開拓された技術を用いて、2000年に発売されたエキシージはすぐに「公道を走るレースカー」の代名詞となった。エキシージは、ロータスに期待される安全性と進歩性を備えながら、サーキットを素早く周回しつつ、ドライバーに公道においても、エキサイティングな走りを提供した。
エヴォーラは、収益性の高いスーパースポーツカー部門としてロータスを受賞へ導き、ドライバー重視で多用途のロードカーとして知名度を上げた。モータースポーツでも、エヴォーラは世界中のナショナルGTチャンピオンシップで優勝し、ルマンで表彰台を獲得した。
ロータスは、これからも培ってきた能力や技術を取り入れながら、更なる開発に努め、最優先の基準「フォー・ザ・ドライバーズ」とともに、これからもロータスのDNAを繋げていくという。