【ブランド初の電動SUV】新型フォルクスワーゲンID.4 英国で発売 航続距離500km
公開 : 2021.02.01 18:05 更新 : 2021.02.02 18:48
新型フォルクスワーゲンID.4の初期モデルが英国で発売されました。ドイツや中国、米国で生産される予定。
後輪駆動のファースト・エディション
フォルクスワーゲンの新型電動SUV「ID.4」が英国で発売された。ファースト・エディションとして航続距離500km、政府補助金を差し引いて3万7800ポンド(536万円)からとなっている。
昨年発売されたハッチバックのID.3に続いて、フォルクスワーゲン・グループのEV専用アーキテクチャー「MEB」を採用した2台目のモデルとなる。
ID.4はすでにドイツで販売されており、英国では3月に納車が開始される予定だ。
ファースト・エディションは77kWhのバッテリーを搭載した後輪駆動のみの設定だが、後にデュアルモーターを搭載する四輪駆動モデルや、さまざまなサイズのバッテリーが用意される予定である。
航続距離は500kmで、リアアクスルに搭載されたモーターは204psと31.7kg-mのトルクを発生する。これにより、0-100km/h加速は8.2秒、最高速度は160km/hを実現している。
フォルクスワーゲンによると、ID.4 ファースト・エディションには125kWの急速充電ユニットが搭載されており、30分で320km分の充電が可能だという。
同社製EVとして初の「牽引」が可能
ファースト・エディションモデルには専用バッジ、ブラウンのインテリア・アクセント、4色のボディカラーなどが採用されている。
20インチのアルミホイール、LEDライト、リアのプライバシーガラス、バックカメラを標準装備。インテリアには、10.0インチのインフォテインメント・タッチスクリーン、シートヒーター、ステアリングヒーター、30色のアンビエントライトが備わる。
また、ID.4はフォルクスワーゲンのEVとして初めてトウバーを装備し、最大1000kgのトレーラーを牽引することが可能だ。
標準モデルは来年に発売される。ドイツでは、よりハイスペックなID.4ファースト・エディション・マックスを展開しているが、英国に導入される予定はない。
ID.4は、ドイツにあるフォルクスワーゲンのツヴィッカウ工場で、ID.3と並んで生産される。最終的にはドイツのエムデン、中国の安亭鎮と佛山、米国のチャタヌーガでも生産される予定だ。