【変わるVEZEL】ホンダ新型ヴェゼル 画像で解説 2021年4月、フルモデルチェンジ発表/発売へ

公開 : 2021.02.18 13:01  更新 : 2021.10.11 09:40

新型ヴェゼルを、ホンダが初公開。4月発売となる2代目は、ご覧のとおりデザインを刷新。内装/パワートレイン/装備を解説しましょう。

はじめに 2代目ヴェゼルとは

text:Wataru Shimizudani(清水谷 渉)
photo:Kazuhide Ueno(上野和秀)

2月18日。ホンダは、4月に正式発表予定の新型ヴェゼルをオンライン・イベントで世界初公開した。

なお、今回発表されたのは、フルモデルチェンジにあたって全面刷新されたエクステリアやインテリアのデザイン、新たに搭載する主要装備、先進安全装備やコネクテッド機能などの進化点など。

新型ホンダ・ヴェゼルe:HEV Z
新型ホンダ・ヴェゼルe:HEV Z    上野和秀

ダイナミクス性能、諸元、スペック、そして価格などについては、正式発表時にあらためて公開される予定だ。

さて、ヴェゼルは初代となる現行型が2013年にデビューして以来、世界中で384万台が販売されている、ホンダのコンパクト・クロスオーバーSUV。

日本市場におけるライバルは、日本メーカーでは、トヨタC-HR/ヤリス・クロス/カローラ・クロス(2021年内には日本デビュー見込み)、日産キックスマツダCX-3三菱エクリプス・クロススバルXVなど。

輸入車では、プジョー2008シトロエンC3エアクロスSUV、ルノー・キャプチャーフィアット500X、ジープレネゲード、そしてVW Tクロスあたりか。それぞれサイズやエンジン排気量は微妙に異なるが、車両価格は200万円台~300万円台前半のモデルだ。

まさに百花繚乱の激戦区に臨んでいく新型ヴェゼル。それでは現段階で公開されている概略を紹介していこう。

新型ヴェゼル 外観

フルモデルチェンジにあたって、新たな時代のヴェゼルをゼロから考え直し、SUVの力強さとクリーンさに、活力に満ちた印象を加えることで、気分をAMP UP(増幅)させるパートナーにふさわしいデザインを描いた。

そのため、スタイリングは現行型のヴェゼルから大きく変わった。

新型ホンダ・ヴェゼルe:HEVプレイ
新型ホンダ・ヴェゼルe:HEVプレイ    上野和秀

全体では、クーペライクなプロポーションを際立たせながらも、全席に爽快な視界を提供するため「スリーク(なめらかな)&ロングキャビン」を採用。低全高なファストバックのスタイルは、前後に芯を一気通貫させた水平基調のデザインとしている。

サイズは現時点では発表されていない。

一見したところ新型は、現行型(全長4330~4340×全幅1770~1790×全高1605mm)より大きく感じるが、車高は少し低められているものの、全長・全幅はほとんど変わらないという。

フロントまわりでは、ボディ同色のグリル、奥行きのあるヘッドランプ、立体感のあるバンパーなどが特徴的。

サイドビューではピラーまわりをスッキリとさせ、ボディ下端を上げてショルダー部のピークも上方に移して躍動感を持たせた。リアまわりも、ファストバック・スタイルでパーソナル性を強め、立体感のあるテールゲートや自然な高さにあるゲートハンドルなど、ヴェゼルらしく美しさと使い勝手を両立させたものとなっている。

今回、標準タイプに加えて、遊び心にあふれた「PLaY(プレイ)」というグレードも設定され、こちらは2トーンのエクステリアカラーやトリコロールの加飾などを採用して、個性をアピールしている。

記事に関わった人々

  • 上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。

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