【インテリア大幅刷新】新型メルセデス・ベンツCクラス 内外装画像リーク 縦型ディスプレイ採用
公開 : 2021.02.22 18:05
第5世代のメルセデス・ベンツCクラスの画像が流出。デジタルメーターやタッチ中心の操作系が確認できます。
メルセデス最新世代のデザイン採用
ワールドプレミアを控えている新型メルセデス・ベンツCクラスの内外装画像が、オンラインで流出した。
The AutomobolistとCarsInPixelsがSNS上にアップした画像では、最新世代のAクラス、Eクラス、CLAと同系統のエクステリアデザインが確認できる。インテリアには、フラッグシップのSクラスから技術の一部を採用するようだ。
車載システムは第2世代MBUXに対応するために完全に再開発されたようで、従来の横長のセンターディスプレイは、縦型のタイプに置き換わっている。ロータリーコントローラーと物理的なギアシフターもなくなり、エアコンなどの各機能はタッチスクリーンやステアリングホイールから操作するようだ。
メーターは完全にデジタル化され、ひさしがなくなっている。エアコンのダクトもデザインが刷新されているほか、カラーのヘッドアップディスプレイが確認できる。
今回リークされた画像はセダンのみだが、エステート(ワゴン)も今年初め、工場で分解された状態の画像が目撃されている。セダンと同様に、そのインテリアは最近発売されたSクラスから影響を受けているように見える。
電動化を見据えたプラットフォーム
新型Cクラスは根本からデザインを一新し、高効率のハイブリッドシステムと先進の自動運転技術の搭載が大きな特徴となっている。近年のSUV人気の高まりから、Cクラスの販売は減少しつつあるものの、5代目となる新型にはSクラスと同様のアップグレードが施されている。
コードネーム「W206」と名付けられた新型Cクラスは、発売されればアウディA4やBMW 3シリーズと競合することになる。
基本構造にはMRA(モジュラー・リア・アーキテクチャー)プラットフォームを採用。スチールとアルミニウムの構造を採用していた従来のものに比べて、大きな進歩を遂げている。
情報筋によると、このプラットフォームは48Vシステムに対応しているといい、将来的にはプラグイン・ハイブリッドを導入するための鍵となるだろう。
AMGのパフォーマンスモデルも復活するが、AUTOCARが以前にも報じたように、最上位のC 63はV8エンジンではなく、500ps以上の2.0L 4気筒ハイブリッドを搭載する見込みだ。
フロントにダブルウィッシュボーン、リアにマルチリンク式リアサスペンションを採用しており、ほとんどの市場でアダプティブ・ダンピングが標準装備される可能性が高い。