【836psの旗艦モデル】シェルビー・マスタングにコンバーチブル登場 米国限定販売
公開 : 2021.03.16 06:05
シェルビーがフォード・マスタングをコンバーチブル化した限定モデルを発表。洗練されたマッスルカーです。
エレガンスとマッスルの融合
シェルビーは、創業者であるキャロル・シェルビーの98歳の誕生日を記念して、フォード・マスタングを836psのコンバーチブルに変身させたフラッグシップモデル「スーパースネーク・スピードスター」を米国で限定販売すると発表した。
マスタングを2シーターのロードスターに仕立てたもので、エクステリアを抜本的に見直し、コンバーチブルトップと専用カラーを追加した。また、専用のフロアマットやドアシルプレート、オプションのペイントストライプ、ワイドボディ・パッケージ、ペンスキーのサーキット用サスペンションなども用意されている。
スーパースネーク・スピードスターは、シェルビーが1967年に製作したワンオフの実験車の精神的後継モデルだ。クーペとコンバーチブルタイプが用意され、13万3785ドル(1453万円)からとなっている。フォードの5.0L V8エンジン「コヨーテ」を改良したものを搭載し、6速MTまたは8速ATと組み合わされる。
シェルビーのゲイリー・パターソン社長は次のように述べている。
「新型スピードスターは、とても魅力的です。スタイリングの観点から見ても、このようなクルマは他にはありません。ワイドボディ・オプションを付ければ、洗練されたエレガンスとアメリカン・マッスルが融合した稀有なモデルになります。これは、パワフルなヘビー級ボクサーが、スタイリッシュで上質なスーツに身を包んだようなものです」
4モデルの特別コレクション
シェルビーが今回発表した「バンドル・オブ・スネーク」コレクションには、スーパースネーク・スピードスターのほかにGT、800ps以上のGT500 SE、ハードトップのスーパースネークの計4モデルが並ぶ。スピードスターは同コレクションを代表するモデルだ。
エントリーモデルであるGTは、パワーやパフォーマンスよりも、「パーソナル化」と「日常の運転」を重視したモデル。
最高出力487psのコヨーテエンジンを搭載したGTは、エアベントを備えたボンネット、フォード・パフォーマンス製サスペンション、ボーラ製キャットバック・エグゾーストなどにより、標準的なマスタングとは一線を画している。20インチのホイールを装備し、6万2310ドル(677万円)から。
GT500 SEは、GTのスタイリングを保ちつつ、パワーを大幅に向上させたモデルで、10万4900ドル(1140万円)からとなっている。
各モデルの売上の一部はキャロル・シェルビーの自動車教育財団に寄付される。