【日本価格判明】新型VWゴルフの選び方 グレード/パッケージOPの違いや魅力は?

公開 : 2021.03.28 05:45  更新 : 2021.10.22 10:12

新型ゴルフの価格が明らかに。グレードやパッケージOPの特徴や選び方について筆者が解説します。

新世代日本発売 メカニズム刷新

text:Yoichiro Watanabe(渡辺陽一郎)
editor:Taro Ueno(上野太朗)

輸入車の主役ともいえる新型フォルクスワーゲン・ゴルフの発売が迫ってきた。

現行型で8代目になる。販売店では「2021年2月9日から予約受注を開始して、3月に入ると車両やパッケージオプションの価格も明らかになった。6月には正式に発売されて納車も開始する」という。最も気になる価格は、以下のとおりだ。

新型ゴルフの価格

フォルクスワーゲン・ゴルフ(eTSI Rライン)
フォルクスワーゲン・ゴルフ(eTSI Rライン)

・直列3気筒1LターボeTSIアクティブ:312万5000円
・直列4気筒1.5LターボeTSIスタイル:370万5000円
・直列4気筒1.5LターボeTSI Rライン:375万5000円

新型ゴルフのオプション価格

・ディスカバー・プロパッケージ(SSDナビ/通信モジュール/TV受信機能/ハンズフリーフォンなど):19万8000円
・テクノロジーパッケージ(LEDマトリックスヘッドライト/ヘッドアップディスプレイなど:eTSIスタイル/eTSI Rライン):16万5000円
・テクノロジーパッケージ(上記のパッケージ内容にパークディスタンスコントロールなども追加:eTSIアクティブ):20万9000円
・ラグジュアリーパッケージ(電動パノラマスライディングルーフ/プレミアムサウンドシステム:eTSIスタイル/eTSI Rライン):23万1000円

サイズやパワートレインは?

新型ゴルフは従来型と同様、5ドア・ハッチバックボディを備える。

ボディサイズは、全長4295mm、全幅1790mm、全高1475mmだから、従来型に比べると30mm長く、全幅は10mm狭く、全高は5mm低い。

フォルクスワーゲン・ゴルフ(eTSI Rライン)
フォルクスワーゲン・ゴルフ(eTSI Rライン)

ほぼ同じ大きさだが、全幅をわずか10mmながら狭く抑えたことは注目される。フルモデルチェンジして全幅を狭める車種は珍しいからだ。荷室容量は380Lで、従来型と同じになる。

新型ゴルフのグレード構成は、上記の3タイプだ。直列3気筒1LターボがeTSIアクティブ、直列4気筒1.5LターボはeTSIスタイルとeTSI Rラインになる。

両エンジンともにeTSIだから、48Vのマイルドハイブリッドシステムを搭載する。モーター機能付き発電機とリチウムイオン電池が採用され、減速時を中心とした発電、アイドリングストップ後の再始動、エンジン駆動の支援をおこなう。

日本仕様の燃費数値はまだ不明だが、マイルドハイブリッドによって従来型に比べると向上する。

1Lエンジンの動力性能は、最高出力が110ps(5500rpm)、最大トルクは20.4kg-m(2000-3000rpm)。1.5Lは150ps(5000-6000rpm)、25.5kg-m(1500-3500rpm)になる。新型の1Lは従来型の1.2L、新型の1.5Lは従来型の1.4Lと同等の性能だ。

トランスミッションは、2組のクラッチを使う7速DSGとされ、基本的には従来型と共通になる。それでも新型ではATレバーが小型化され、センターコンソールをシンプルにみせている。

記事に関わった人々

  • 渡辺陽一郎

    Yoichiro Watanabe

    1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年間務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向した。「読者の皆様にケガをさせない、損をさせないこと」を重視して、ユーザーの立場から、問題提起のある執筆を心掛けている。買い得グレードを見極める執筆も多く、吉野屋などに入った時も、どのセットメニューが割安か、無意識に計算してしまう。

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